紅と紫の少女とポケモンゲット
~コサジタウン~『ネモ家:海岸』
「そうだ!レティ!ヴィオ!
ポケモン始めたばっかりってことはあのアプリいれなきゃね!」
「へ?アプリ?」
「なんのやつですか?」
するとネモはスマホロトムを取り出してスマホアプリのアイコンを見せてくれる。
「スマホは持ってる?
ちょっと弄らせてね」
「え?あ、はい、どうぞ?」
「いいですよ。」
私達はスマホロトムを取り出してネモの目の前に浮かせる。
ネモは宙に浮いているスマホロトムを操作してアプリをインストールしていく。
このスマホロトム……ポケモンが入ってるお陰か知らないけど無駄にハイテクだなぁ……
「このアプリは……」
「ポケモン図鑑……ですか?」
「そう!ポケモン図鑑には自分が捕まえたポケモンが自動で登録されるの。
ポケモントレーナーなら要チェックだよ!
ポケモンアカデミーの担任のジニア先生が作ったすごいアプリなんだー!」
「うぇ!?これアカデミーの先生が作ったんですか!?」
すると校長先生が思い出すように呟き始めた。
「私の時代は図鑑といえばノートに手書きでしたから……
本当に頼もしい世の中です。」
「へっ!?手書きですか!?」
「絶対面倒くさいですよねそれ……」
「図鑑を手書きって大変すぎ!?
想像も出来ないですよ!?」
「フフ……そうでしょうね。
今の世代は基本的に専用のポケモン図鑑の機械があるのが普通のようですし、最近出来たばかりのこのアプリも完成はしていませんからね。」
校長先生がネモの家の方向に進みながらなにか話を続ける
「しかし時代は変われどポケモンと出会う素晴らしさはいつの世でも色褪せません。
出会いの数だけ貴女達に大きな成長をもたらすでしょう。
図鑑完成を目指してぜひ頑張ってくださいね」
「……っ!はい!」
「頑張ります!」
すると校長先生は嬉しそうに笑顔になってから少し真面目な顔に戻った。
「さて、私はネモさんのご家族とお話がありますので……
ネモさんにはスカーレットさんとバイオレットさんをアカデミーまでご案内してくださると助かるのですが……」
「もっちろん!任せてください!」
「頼りにしてますよ」
校長先生はネモとの話を終えると一旦ネモの家まで向かってそのまま中に入っていった。
校長先生が行った後にネモが腕を組んで悩み始めた。
「うーん、私も勝負だけじゃなくて図鑑ももうちょっと頑張ろうかな?
……そうだ!図鑑と言えば!
二人ってまだ野生のポケモン……
捕まえたことないよね!?」
するとネモがいきなり走って移動しながら話し始める
「学校行く前に教えてあげる!
わたしについてきてー!」
凄い速さで走り抜けてネモが消えていった。
「ちょっ!?」
「速すぎないかしら……
って見失うわよ!?」
「うぇえ!?私達も急いで追わないと!?」
「急ぐわよ!ホゲータ!私の背中に捕まって!」
「ホゲワ!」
「ニャオハ!」
「はにゃ!」
そして私達はモネを追いかけて走り抜けていく。
ってネモ速すぎだよ!?
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