ハーメルン
未来と古来と異界のポケモン
紅と紫の少女とポケモンゲット


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幸いネモの家の門を通った先でネモは待っていたんだけどそこには何故かママが居た。
どうしたんだろ?

「あら?レティにヴィオじゃない。
ネモちゃんと一緒に登校するんだってね」
「うん!私達の案内を校長先生がネモに頼んでくれたんだ!」
「二人のことは私に任せてください!」

するとママはすっごく嬉しそうに笑う。

「ふふ、さっそく二人にお友達が出来たのね。」
「うん!さっきもポケモンバトルしたんだ!」
「ちょっと戦闘狂っぽかったけどね。」
「うぇ!?」

ネモが心外な!とでも言いたそうな表情してるけど……
ごめん、そこはヴィオ姉に同意する。

「私も学校のパンフレット読んだけど
素敵な先生が勢揃いね!
役立つ施設も使い放題ですって!
ネモちゃんもいるし二人の学園ライフは楽しくなりそうね!」
「えへへ……」
「そうね!好きなだけバトル出来るし!」
「やっぱ戦闘狂なのね……」
「えー!?なんでぇ!?」

うーん、やっぱネモはバトルが一番みたいなとこあるんだよねぇ。

するとママは咳払いをして真面目な空気に切り替え始めた。

「コホン!
二人は今日から学校で寮生活だからしっかりご飯食べるのよ?
これおこづかいとお弁当!
大事に使って頂戴ね」

するとママはお弁当としてサンドウィッチとおこづかいを私達にくれた。
ってこのサンドウィッチって……

「テレビでやってたやつかしら?」
「あらヴィオったら……良く気が付いたわね?
あとそうだわ!
これも持っていきなさい。」

ママは続けてキズぐすりを5個ずつ渡してくれた。

「貴女達の大事なパートナーが傷付いたら使ってあげて頂戴!
それにこれからお家を離れて初めて尽くしの毎日が始まるわ。
楽しい事も大変な事もいっぱい経験してらっしゃい!」
「うん!」
「ありがとう!ママ!」

「それとね……いつだって帰ってきてお休みしても良いんだからね……
貴女達は私の愛娘ですもの……」
「ママ……」

やっぱりママは優しいなぁ……
私達はそんなママがやっぱ大好きだ。

「それじゃ三人とも!
気を付けていってらっしゃい!」
「うん!いってきまーす!」
「お土産話!楽しみにしてて!」

するとママはそのまま家まで帰っていっちゃった。

「二人のお母様……優しくていいね!
って!?ポケモン捕まえるの教えてあげるんだった!」

ネモはまた駆け足でそのままコサジの小道まで向かう。

「こっちこっち!」

そして私達はネモに付いていってコサジの小道に着いた。

「二人共、ここがコサジの小道。
私達の冒険が始まる所!
町と違って道や草むらには野生のポケモンがいるんだ!
近付くと戦う事にはなるけど二人なら大丈夫だね!
そしてポケモンを捕まえるのに使うのが……
おなじみ!モンスターボールなの!
いっぱい持ってるから分けてあげるね!」
「ありがとう!」

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