紅と紫の少女と謎のポケモン
私はサンドイッチを渡すことにした。
「…………アギャ?」
「これを食べて元気になってほしいな。
だめ……かな?」
「レティ、それはママが……」
「いいの……」
すると私の目の前にいた赤いポケモンが匂いを嗅いでから食べる
「…………バクッ!
…………ガツ…ガツ!」
すると一気に元気を取り戻して立ち上がる
「アギャアス」
私達は少し見つめあってからすぐさまもう一匹とヴィオ姉の方へと向く。
「うぐ……分かったわ……」
ヴィオ姉が嫌な顔をしながらもう一匹の紫色のポケモンにサンドイッチを渡す。
ヴィオ姉ママのサンドイッチ好きだからなぁ……
するともう一匹も元気を取り戻した。
立ち上がった二匹のが視線を洞窟へと向き、二匹は移動していく。
突然止まったかと思ったら……
「「アギャアアアス!!」」
二匹は突如として飛び上がって全身が光り輝き、大きく姿を変化させる。
「「アギャアアアス!!」」
一瞬二匹は私達の方へと振り返りってから洞窟絵と向かっていった。
すると止まってまた私達へと振り返る。
「付いてきてってことかな?」
「たぶん……」
とりあえず崖を登る手段も無さそうなので私達は二匹に付いていき、入り江の洞穴へ入ることにした。
少し移動して洞窟の開けた場所へといくと……
「おーい!レティー!ヴィオー!」
声の出どころを探すと出口と思われる所にネモが待機していた。
「いた!二人とも!
大丈夫!?怪我してない!?」
「大丈夫!」
「なんとか!」
すると安心したようにネモが答える
「よかった……
本当に心配した……!
ごめんね、私が声の出どころ探そうとか言い出したから……
ううん!今はとにかくこの状況を解決しないと!
どうにか上まで登ってきて!
近くに来てくれたらポケモンの技で引っ張り上げるから!」
「わかりました!」
私達は二匹に視線を向けると二匹共頷いて誘導するようにゆっくり進み始めたので付いていく。
するとネモがこの子達に気付いた。
「二人の前にいるポケモン何!?強そう!
ある程度進むと二人の前で止まってる
付いてこいって言ってるのかな?」
そのまま進んでいくと落石で道が塞がっていたんだけど……
二匹があっさりと道中の岩を粉砕していった。
「わっわーっ!すごいすっごーい!
私のポケモンと同じ……
いや、それ以上に強かったりして!」
ネモちょっとうるさい……
ここデルビル達いるんだから……
すると上の方で監視するようにこちらを見つめるヘルガーが居ることに気が付く。
「ねぇヴィオ姉……あれって……」
「間違いなさそうね……」
おそらくあのデルビル達の親玉と思われるヘルガーはしばらくすると暗闇の中に消えていった。
すると突如さっきの何倍ものデルビルの群れが現れる
だけど……
「「アギャァァァァァァァオ!」」
「「「キャイン!キャイン!」」」
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