ハーメルン
未来と古来と異界のポケモン
紅と紫の少女の脅迫



~プラトタウン~


「ふぅ……死ぬかと思った……
まぁ割と毎日の事なんだがな……」
「いや……それ毎日死にかけてるって事になるんじゃ……」

血を吸うようなポケモンが二匹も手持ちに居るんじゃなぁ……

って今も頭に二匹くっついて吸ってるし……

「旦那さん、秘薬持ってきたにゃ……」
「ありがとうアイルー……」

するとアイルーと呼ばれたニャースみたいなポケモンが丸薬タイプの薬を持ってきて彼に飲ませていた

「それよりも……そのポケモンは何ですか?
ポケモン図鑑で検索かけても一切情報が出てこないのだけど?
普通のポケモンなら一度出会って検索かければ断片的な情報は出るはずなのに」
「うぐ……それは……校長に口止めされてんだけどなぁ……」

校長から口止め?どういう事だろ?

「ねえねぇ、みんなどんなポケモンなの!?
他にもそんなポケモン持ってるの!?
見せて!!戦わせて!!バトルしようよ!!」

あぁ……ネモが暴走し始めた……

「アホか!?生徒会長みたいなバトルジャンキーに付き合ってられるか!?」

あぁ……やっぱり他の生徒からもネモはバトルジャンキー扱いなんだ……
まぁ納得してるけど

するとヴィオ姉が彼に近付いて私達には聞こえないように彼に内緒話をする。

『私の……触っ……バラ………いの?』
「おまっ!?………何が望みだ?」
「貴方の手持ちとそのポケモンがどういうポケモンなのか教えて貰えないかしら?」

すると彼はすごく嫌そうな顔をしていた。
ってヴィオ姉……さっき彼さっき言ってたじゃん……

「校長に口止めされてるんだが……とさっき言ったはずだが?」
「ん?なにか言ったかしら?」

ヴィオ姉はなんか凄みを効かせて手にはスマホロトムの通話アプリを見せている
番号は……1……1

「分かった……だからそれだけはやめろ……
後で覚えてろよテメェ……」
「さぁ、教えてくれないかしら?」

ヴィオ姉何したの……
なにで脅したの!?
というかなんで脅したの!?

「後で校長からなに言われるか……だが通報されるよりはマシか……」

通報!?
弱みなの!?
弱み握ったの!?

「出てこい!ウロコトル!バサルモス!」

すると彼は懐からモンスターボールを2つ取り出してまだ見せていなかった五匹目と六匹目を出した。

一匹はヤトウモリやエンニュートのような細長く、紅い体に手足を生やし、まるで斧のような黄色いクチバシを持つ大人の人間くらいの大きさを持つポケモンだ

もう一匹は全身が岩のような外殻に覆われていて、背中は大きく盛り上がってまるで岩山のようになっている。
背中にはピンク色の水晶をたくさん生やしていてとても綺麗だ。
手は存在せず、その重そうな体重をささえる屈強な脚に岩に覆われた翼を持っている。
その尻尾はとても短く、まるでヤドンの尻尾のような形をしている。
顔はまるでシンオウ地方のトリデプスのように平たい。

見た目の特徴からおそらくドラゴンタイプなのは分かるのだが……どこか子供のような雰囲気を感じる不思議なポケモンだ。

[9]前話 [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:1/2

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析