ハーメルン
宇宙戦艦ヤマトの世界で地球人類をできるだけ生き残らせたい
ヤマト帰還!
ーーー2199年8月29日ーーー
転生者達はいつもの会議室に集まっていた。
「今は大体どのくらいだったかな?」
「多分、星巡る方舟が終わったんぐらいじゃないか?」
「ヤマトが帰ってくるのと、沖田艦長の命日が12月8日だから、あと3ヶ月ぐらいだな・・・ここまで原作と解離するとは思わなかったが・・・」
そう、転生者達は波動エンジンができるのはヤマト帰還後かと思っていたが
実際は地球の技術者達によって、量は少ないが生産が開始していたのだ、
「この中で、地球の科学者は真田さん以外いないと思ってたやつ、手を上げろ・・・」
全員が挙手する、もちろんリーダー含め・・
「「「すいませんでした!!」」」
波動エンジンの開発が進んだ理由としては、ナチの艦長がコスモナイトを文句を言いながらも運んでくれたことで、開発が進んだのだが・・・
「てか、あの船何?、あの巡洋艦、あんなんなかったよな?」
対空火器を満載し、主砲も明らかに上にも撃てるような物を載せている艦の設計図を見て、転生者達は自分達の関与してない所で原作が崩壊していくのに恐怖を感じながら、会議を開始した。
「さて、本来ならヤマト帰還後にエネルギーをどの地区から順に供給するかだったんだが・・・」
「エネルギー問題どころか食糧問題まで解決してるんですが?そのせいで、治安が良くなって人類思ったよりも残ってるよ、原作のかけらもないな」
エネルギー問題は波動エンジンのおかげで既に解決しており、各地区との連絡も再開していた。
「という訳で今回の議題は、ガトランティスの火焔直撃砲の対応策なんだが・・・」
「?対応も何も、真田さんが作った回避データを使えばいいだろ?73%だったかどうか忘れたが、ほとんどの艦が回避できるぞ?」
「・・・お前は覚えてないのか!?、星巡る方舟での戦闘は全員がほぼ精鋭中の精鋭、ヤマトクルーにドメルの後継者的存在のフォムト・バーガーだぞ!
それに比べ、地球は新兵の訓練が進んでいるとはいえ、まだ戦列歩兵みたいなのがいい所だ、こんな状況で回避データなんか使ったら、最悪の場合艦同士が激突してしまうぞ!」
「いや、その為の無人艦隊だろ、無人ならお互いぶつからないし、ぶつかっても人は死なない」
「今ある改型の戦闘データだけじゃ、まだ不十分だ、ヤマトのアナライザーのデータを読み込み、時間断層で即座に自己増殖させてやっとだが、地球は今、ガトランティスの戦力どころか、ガトランティスの存在すら知らない」
「なら、どうするんだ?俺達がガトランティスの話をしたところで気味悪がられつつだけだし、何故知ってるのかって言う話にもなる」
「まぁ、対応策はガトランティスを仮想敵国として、無人艦隊の増強をして、
万が一承認されなかったなら、航空機で瞬間物質輸送機か、火焔直撃砲を壊す、前者はともかく、後者はまだ数が足りない」
「だから、それを補う案をってことか?アンドロメダ空母型でも量産するか?」
「それなら、ブラックアンドロメダを量産する方が楽だな、ブラックアンドロメダ空母型でもいいが・・・」
「なら、無人空母に無人機乗せて、使い捨てにするか」
「いくら無人機でも、消費を前提にするのは、いくらガミラスがくれるといっても資源の問題がな・・」
こうして、転生者達の会議は続いたが、結果としてヤマトが帰ってくるまで
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