ハーメルン
東ドイツ軍兵士はMPi-K戦術人形になって戦う
一話 事故から転生




グーテンターク、俺はアルベルタ―・フリッツだ。国家人民地上軍の兵士だ

階級は少尉。

今はな、ワルシャワ条約機構軍との演習をしているところだ

ワルシャワ条約機構軍を知らない?なら簡単に説明しよう

ワルシャワ条約機構はポーランドの都市、ワルシャワからとった名前の軍だ

加盟国はブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、ドイツ民主共和国、ソビエト連邦とかだ。まぁ、代表する国家はこれぐらいだろう

俺か?今はハンガリーとルーマニアの兵士と会話してる最中だ

「首尾はどうだ?」

「全く問題ない。にしてもホントに大規模だな。BMPがわんさか居る」

BMP-1が通過していった

「お前等のBMPも通ったな。やっぱり格好良い」

ルーマニア軍兵士が言う

「新型のT-72も居る。T-55よりも破格の性能を発揮するだろう」

「戦車兵は大変だな。新型の戦車と言っても慣れるまで相当時間が掛かりそうだ」

と言っていたら

『危ない!!』

と言う声が聞こえた

「な!?」

制御不能になったBMPが突っ込んできた

「シャイセ!!」

ハンガリー兵が逃げ遅れたが、フリッツはハンガリー兵に体当りし、救ったが

「あ!?」

BMPはもう近くに来ていた

(あぁ……父さん、母さん、育ててくれてありがとう。そして父さん、絶対に働け。無職罪で逮捕されるぞ!)←事実

そのまま、轢かれた





「どういう事だ!?」

この演習は一時中止となった

轢いたのはポーランド軍のBMP-1だった

操縦者曰く

『突然操作が効かなくなった。止まろうとしたが、何故か動かなかった』

という事で轢いたBMPを調べたら、ブレーキ装置の故障だったのが原因となった

この日は皆悲しそうな顔のまま訓練に励んだ





―――ってな訳で現在に至るわけだ

目を覚ましたら身体に違和感があるし……それと胸も

「はぁ……何が起こってるのやら」

と落ちていたアサルトライフルを拾うと

「MPi-Kか……AK-47のライセンス生産銃だな」

それと自分の名前も

『MPi-Kと名乗れ』

と書いてあった紙があった

「MPi-K……まさかそういう世界にでも来たのか?私……ゑ?」

今なんて言った?『私』?……慣れるのが大変だなと言ったルーマニア軍兵士の言葉が正しいよ。色んな意味でね!!

「服装は……女性用だな」

まさか自分がこんなの着るなんて思いもしなかったよ

「後はヘルメットと白い手袋で……はい完璧……似合ってるかな?」

鏡で確認する

「はぇー……髪は金髪で……瞳は青か?珍しい。……まぁ、こんなもんか」

と言い、建物を出る

「I.O.P……そういう会社の名前なのか?」

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