ハーメルン
東ドイツ軍兵士はMPi-K戦術人形になって戦う
十七話 戦車で帰還




「ハァァァァァ……MPiさん……」

M4はMPiが行方不明となり少し鬱気味になっていた

理由は単純。MPiの匂いを嗅ぎたくても嗅げれないからだ(どんな理由やねん)

だから夜の時はMPiが使っていた部屋で寝ていた

『ねぇSOP II。M4はなんであんなに鬱気味なのかよく分かったわ』

『ホント?ナニナニ?』

『MPiよ。M4、MPiの匂いをよく嗅いでたわ。そしてそれが段々と依存して居る……』

『じゃあMPiの部屋行ってみる?』

『そうね。行ってみましょう」

「MPiさ〜ん……ヒック」

M4が酒を飲んでるうちにAR-15とSOP IIはMPiの部屋に向かった








「これがMPiの……」

「はーん、意外と普通だったわ」

MPiの部屋は普通であった。ただ、掃除はしてはあった

ベットに行くと

「ん……確かに良い匂いはするわ。でもなんでM4が依存する程……?」

「う〜ん……良い匂いだよ〜……」

SOP IIはMPiのベットで寝てしまった

「SOP II!起きなさい!ここで寝るんじゃないの!」

するとSOP IIはAR-15の手を引いてベットに引っ張った

「な!?」

「AR-15〜……良い匂いするよ〜……」

(!?何この匂い……これのせいねM4が依存してたのは……ってマズいわ私も)



―――依存してしまう





「スンスン……MPiさん良い匂いですね」

RPK-16に頭の匂いを嗅がれた。良い方で

「そうか……?何でこんなに匂いが……」

RPK-16、匂いを嗅ぐのは良いが基地に着くまで他は勘弁してくれ

事故ったら他の人形も大変なことになっちゃう

上ではAK-12とAK-15の小競り合いの声が聞こえる

『なんで捕まったのねぇ〜〜???あんな三流の奴等なんかに〜〜〜???』

『殺す』

ガチャッ!

ダダダダダ!

『アハハハ〜〜〜〜♪』

『チッ……』

AK-15……12.7 mm上部機銃を剥ぎ取ったな……絶対に捨てるなよ

それと修理代はお前経由で請求するから()

「全くあの二人は……すまないMPi。請求代はAK-15に頼む」

「言われなくても」



『もうそろそろで到着よ。操縦お疲れ様』

「ありがと」(でもどうやってM4達に顔向けしようか……M4絶対おかしくなってそうだ)

事実です



そして所属してた基地へと到着した

「MPi!」

「おM16、どうした?」

「どうしたもない!M4が……M4ぉ……」

「M4に……何が……?」

私は戦車から飛び降り、M4の元へ向かう




そしてM4のところに着くと

「MPiさーん……」


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