三話 合流
「……あ」
「起きたか?M4?」
目を覚ましたM4。そこには、MPi-Kが居た
「MPiさん……綺麗です」
「……は?」
突拍子もない事を言われたMPi
「それと……とても肌が白くて……気持ちいいです」
「……寝ぼけているのか?M4?」
「…………」
また寝てしまった
あの後、五分後位にM4は再び起きたが
「……あ、あの、MPiさん……すみませんでした……」
「なんで謝る……?」
「ご迷惑を掛けたかと……」
と言うが
「いや、気にしてないさ。M4の甘えん坊な所?も見れたし」
「ちょ……!……誰にも言わないで下さいね?」
と目が死にながら言う
「M4、そんな目をするな。綺麗な顔が台無しだぞ?」
「き、綺麗……!?も、もう!行きますよ!」
とムスッとした言った
『事実なんだけどなぁ……』
「何か言いましたか?」
「ナンデモナイデス」
「放棄された基地を発見した」
「何かありますか?」
MPiは格納庫を開けると
「……ゲッ」
今一番トラウマな歩兵戦闘車両、SPz BMP-1(東ドイツ仕様)が放置されていた
「どうしました?MPiさん?」
「いや……何でも無い」
と言ったものの、BMPは色んな意味で苦手な車両であった
「M4、マガジンがあったぞ。これ合うんじゃないか?」
「ホントですか?良かったぁ……」
「……わーお、RPG-7もある。っと、あったあった。7.62mm弾だ」
数本ぐらいくすね取る(言い方……)と
「ふむ……これ動くかな?」
MPiはBMPを見る
「どうなんですかね……放置期間は長そうにも見えますが……」
「ハッチは開く。エンジンは……どうだ?」
カラカラカラカラ……
「……チッ、エンストを起こしてやがる。かけ続ければなんとかなるか?」
MPiはかけ続けると
ブルルルン!!
「うお!?かかった!すげぇ!」
BMPのエンジンはまだ生きてたみたいだ
「ところで……MPiさん操縦できるんですか?」
「あー……気合でやるわ」
「それ一番信用できないですよ!?」
「あ……意外に上手い……」
『こういうのは慣れてる方だからな。歩兵戦闘車両は軽いし速いのが特徴だ。装甲は察しろ』
「あ、はい」
『所で、その合流地点とやらは?まだ見えないが……』
「そこの建物です!」
BMPは停止した
「……飛行場か。航空機は絶対に使い物にならなさそうだ」
「操縦できるんですか?」
「無理」
「えぇ……」
建物に侵入した
「何というか……不気味だ」
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