ハーメルン
東ドイツ軍兵士はMPi-K戦術人形になって戦う
七話 内部検査




「じゃあ、行ってくる」

MPi-Kはヘリに乗り、M4達は見送った

「気をつけてくださいね」

「ダンケ」






「で、MPi。お前は何処の戦術人形だ?」

不意にヘリアンから言われた

「東ドイツ……ですね。起きたのは廃墟になったIOP社だけど」

「東ドイツか……そうだMPi。お前は知ってるか?ドイツで内戦が起きたことを」

衝撃の事実

「え?内戦起きたんですか?……想像も付きませんが」

「それで結局また東西ドイツに分かれた。東は新ソビエト連邦管轄の」

「新ソビエト連邦なんてあるんですか……?」

MPiは顔を手に当てる

そんな話をしていたらいつの間にかもう着いていた

「ってペルシカ!なんでもう出てきてるの!」

「だって、新しい戦術人形何でしょ?これは私が出ないわけないじゃない?」

「そうだけど……」

とペルシカと言われた人はMPiの方を見る

「初めまして。私はペルシカ。貴女の噂は聞いてるわMPi」

「初めまして。MPi-Kです」

と頭を下げる

「じゃあ、中に入って。少し調べるから」

「はーい」





ペルシカに案内されて着いた所はなんかの部屋だった。実験台みたいな台もあった

「ここよ。私の研究室」

「はぇ……凄いハイテクだ」

「で、ここで寝転んで貰える?」

「え?はい」

MPiは実験台の上で寝転ぶ

するとペルシカは

「じゃあ……お休みなさい」

「ゑ?ぐ……」

MPiは少しの間、お休みをすることになった






「あう……」

「お。起きた?大丈夫?問題ない?」

「頭が痛いです……で、何か分かったんですか?気絶までさせておいて」

と少し睨みながらペルシカに言う

「えぇ。とても興味深かったわよ。特に身体の内部……胸の部分だね。他の戦術人形と違うのはコアじゃなくて……人間と同じ"心臓"なのよ」

心臓……心臓?へ?心臓なの?どうやって動いてるんだ?

「それって……結構弱点な気が」

「えぇ。結構弱点ね。心臓を貫通する勢いで殴られたりするともう終わりよ」

oh……とMPiは思った。まさか心臓で出来てるなんて……想像すら出来なかった

「あのIOP社……一体何をしてたのかしらね……」

「…………」





「検査はもう終わりよ。お疲れ様」

ペルシカから検査終了したと伝えられた。

ただ、気掛かりな事が一つ……心臓の件だ

心臓ということは結構気をつけなければならない。胸とかの辺りに当たったら即……では無いが戦闘不能に陥ってしまう

「大丈夫なんでしょうか……」

「問題ないわよ。ただ、貴女が無茶をしなければ良いだけの話よ。それと、少し休憩していってね。迎えが来るのに時間がかかるから」

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