悪魔憑きとの出会い
今日は私たちが出会って丁度一年がたったころ、今日も今日とて私たちは山賊狩りにいそしんでいた。
シド「ヒャッハアァアア!」
アン「遅い遅い!」
あれから私たちは試行錯誤を重ね新たなる兵器を手に入れた。
その名もスライムボディースーツとスライムソード、どこからでも出せるし防御力抜群!
しかも魔力伝導率抜群!一家に一着欲しい一品です!(テレフォンショッピング風)
アン「ひじからの剣は避けられないよね!」
盗賊「げぼぉ!」
シド「おぉ!流石アン!暗器にセンスを感じる!」
アン「シドの防御力テストのための演技も中々だよ!」
そうして盗賊を成敗した私たちは商人の馬車のものを物色する。
シド「ふふふ・・・これでまた陰の実力者資金が溜まった・・・」
アン「もっと溜めれればいいんだけど・・・あれ?あの肉塊って・・・」
シド「悪魔憑きだね、でもこれ魔力暴走に似てる。」
あぁ・・・確かに私もなったけな・・・まぁ制御したら普通に収まったからそんなに気にしなかったけどこんな風になるんだ・・・
シド「・・・つまり魔力を大量に持ってるってことだよね。」
アン「制御に使えそう!」
そうして二人でこねくり回すこと一か月。
シド「あんなに腐ってたのに元に戻るんだ。」
アン「エルフなんて初めて見た・・・」
そう元に戻った時にいたのは金髪のエルフだった・・・
「嘘・・・体が元に戻ってる・・・」
そうだ・・・私はシドとアイコンタクトを取って背中合わせで座る・・・
シド「君を蝕んでいた呪いは解けた。もはや君は自由だ。」
「呪いって・・・?」
アン「呪いとはあなた達英雄の子孫に掛けられていた呪い・・・」
そこから私たちはお伽話に乗っていた魔神ディアボロスと英雄たちの話をした。
アン「何者かが歴史を捻じ曲げ悪魔憑きと呼ばれるようにした・・・」
シド「その黒幕の正体はディアボロス教団・・・魔神の復活をもくろむ組織。表舞台には出ない奴らを倒すには我らも陰に潜む必要がある・・・」
「・・・!」
シド「我が名はシャドウ・・・陰に潜み陰を狩るもの・・・」
アン「そして私はガーデン・・・庭に現れた一つの陽炎(かげろう)・・・・」
シド・アン「英雄の子よ我らとともに歩む覚悟はあるか?」
「呪いに侵されたあの日・・・私は全てを失いました・・・救ってくれたのは貴方たちです。貴方たちがそれを望むならこの命を掛けましょう。罪人には死の制裁を。」
さぁ!楽しくなった!
シド「彼女のり結構いいね。」
アン「このまま組織名も発表しちゃおう!」
私たちはそうこっそり話した後・・・
シド「我らはシャドウガーデン・・・」
アン「そしてあなたはアルファと名乗って…」
こうして私たちは部下第一号を手に入れたのでした!
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