王女様の猫
アルファたちによるとディアボロス教団は世界規模の巨大組織だったらしい・・・
それに対抗するためと言って彼女たちは世界に散っていった・・・
私たちは悟った。彼女たちは大人たちになったのだ教団なんて存在しないしでも恩はあるからローテーションで一人ずつつくらしい。
シド「まぁ、仕方ないよね。」
アン「私たちも思えば出会うまで孤独な闘いをしていたし。」
けれど二人ならきっとできる。私たちが追い求めた陰の実力者に世界が滅びるその時まで目指し続けるだけね。
そうして私たちは15歳になってミドガル王国王都のミドガル魔剣士学校に入学した。
シドとは別の寮だけど普通のオンボロ寮だ。
そして私の友達は・・・
ギュウ「ちょっとー!遅刻するわよ!」
メー「は、早く早く!」
太っちょのギュウ・ニク― 実家が畜産をやっている貴族
メー・ガネー 実家は工芸品都市でメガネ産業でそこそこ利益を出してる身長低めの貴族
シドも結構モブっぽい友達選んだみたいだし次にすることと言えば・・・
アン「シドもジャガたちにふられた?」
シド「あぁ、ばっちりだ。」
罰ゲームでふられたものはシドは学園のアイドルに告白し振られること。そして私は高嶺の花な人と友達になろうとして冷たくあしらわれること!
アン「まさか序盤からこんなモブらしいイベントが来るとは・・・!」
シド「あぁ・・・!」
両方に該当する人物、それはアレクシア・ミドガル王女・・・第二王女にして学園での人気もトップ、圧倒的なオーラで私のような木っ端貴族にとってはどうあっても高嶺の花!
アン「二人で夜なべして考えたんだもん・・・絶対玉砕だよ!」
シド「行くぞ!」
そうしてキョドリながら告白と友達になって欲しいといったところ・・・
アレクシア「良いわよ、なりましょうか。友達。」
え?
何で少女漫画の友達ポジションにいいいぃぃ!!?
その日シドと私はほとんど同時に絶叫した・・・
私たちは・・・
アレクシア王女と稽古していた・・・
アレクシア「貴方たちの剣、嫌いな剣。自分を見てるみたい。」
どうやらアレクシア王女は政略結婚を避けるためにシドを婚約者に私を保証人にするために了承したらしい・・・
そして・・・私たちの答えは・・・
シド「ワンワン!」
アン「ニャンニャン!」
シドは犬のように金貨を取りに行き、私は猫じゃらしのように手を伸ばすことで買収された。仕送りじゃ全然足りないのー!
アレクシア「いい子ね~!ポチ~ミケ~!」
こうして恋人と友人関係は無事続行していて地味にできていたのだが・・・
ゼノン「シド・カゲノ君、アン・ニワノ―君。アレクシアが寮から戻っていない悪いが話を聞かせてもらう。」
まじかー・・・
シドはそのまま男たちに拷問、女の私は事情聴取をうけることになった・・・
騎士「お前たちがグルなんじゃないか?男の悲鳴も聞こえてるだろー?否定するなんて薄情な女だなー?」
シドの方もテンプレ的なゲス騎士に連れて行かれてたけどこいつらもこいつらで刑事ドラマに出てきそうな圧力取り調べをしてる・・・!負けてられない!
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