ソニックとシャドウとアンジェラ
シャドウは目を閉じて、自身の胸の内に問う。
……いや、もう答えなど、とっくの昔に出ていた。
「……僕は……」
数ヶ月後……。
「あ〜っ!!! 寝坊したっ!!!」
グリーンヒルのある一軒家に、アンジェラの大きな声が響く。
そのままドタバタと身支度を整え、自室から慌てて飛び出したアンジェラは、リビングの椅子に置いてあったカバンを引っ掴んだ。
「……全く、だから昨日早く寝ておけと……」
「……言ったか?」
「言ってはないな。それより、遅刻するぞ」
「う〜、ってか、お前GUNの仕事は?」
「今日は非番だ」
「あ、そうだった。ま、オレも音速だから遅刻はしないけどな」
「でもアンジェラ、お前それで前教授に怒られてただろ」
「あ……」
「忘れてたのかよ……」
「う、ってか、マジでやばい! 行ってきます!」
ソニックの指摘に本気で慌てたアンジェラは、急いで家を出る。音速のスピードで駆け抜けていったので、恐らく学校内でのスピードの出しすぎで教授に怒られるであろう。
そんな未来を想像しつつ、シャドウはコーヒーを啜った。
[9]前 [1]後書き 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:6/6
[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク