ハーメルン
真剣で猟犬に恋しなさい!!
『夢については持ちつ持たれつ』


純粋に感じた事を口に出すと英雄から賞賛の言葉を貰う。
まあ、企業の重要な部分に父さんが勤務しているから、俺の場合も多少環境が関係しているんだろうけどな。

.
.
.

長かった合計三ヶ月間もの診察及びリハビリも終わり葵紋病院を出る俺。
いや、これも義務教育のおかげだよな、これがもし高等学校だったらかなりの痛手だっただろうな、どれだけ単位を落としていただろう。

「また怪我をしたら来てくださいね、キョーヤ」
「俺も待っているぜ、またな。 といっても学校で会えるか」

わざわざ出口まで見送りに来たトーマと準、準の言うとおり学校で明日会えるのだから気にする事はないのにな。

「礼儀ですよ、キョーヤ」

微笑みながら言ってくるトーマ、全く……あの不正を見つけた時の顔と違って良い面見せやがって、しかも似合っている。

「そういうもんかよ…まあ、ありがとうな。 二人とも」
「ええ、どういたしまして」
「俺もだ、どういたしまして」

俺は手を振って二人と別れる。
二人は俺の姿が見えなくなるまで居た。
俺も二人の姿が見えなくなるまで手を振っていた。
また怪我をしたらとは言わず親友なんだから暇が出来たら来てやるよ。
……英雄の家は知らないから無理だけど。

俺は家に帰りながらも腿を上げて骨が完全に治っているか、そして足の調子が戻ったのかどうかを確かめるのであった。

[9]前 [1]後書き 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:5/5

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析