第6話 白の絶刀技
「うおおぉぉぉぉぉ!!!!」
「ッ!?」
突然の怒号。見ると、一夏の雪華楼が鞘の中で激しく光り輝き、溢れんばかりの黄色いライトエフェクトがほとばしる。
「抜刀術スキル、三の型! 〈閃光斬〉!!」
剣閃が閃き、パリィッ!! っと言う金属が砕ける音が鳴り、左手を見る。そこには、柄の部分しか残されていないインターセプターがあった。
「……えっ?!」
宙に舞うインターセプターの破片が日の光に当たり、光を反射していた。そして、さらに上段から降りてくる黄色い剣閃。〈閃光斬〉の二撃目。その刃が今度はセシリアの体とスターライトを両断し、シールドエネルギーが一気に消耗してしまった。
「きゃあぁぁぁぁ!!!!」
地面に落ち、仰向けに倒れたセシリア。そして、再び空を……自分を負かした相手を見る。純白の刀を振り、鞘に納めるその姿は……正にサムライだった。
【試合終了 勝者 織斑 一夏】
アナウンスが、この試合の勝者を言い渡し、第二試合もまたセシリアの負け、一夏の勝利で幕を閉じた。
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