ハーメルン
GAMERA-ガメラ-/シンフォギアの守護者~The Guardian of Symphogear~
#15 - 暴走の片鱗
これで先の響の〝暴走〟を目の当たりにしていたら………どうなっていたか。
あの瞬間の響の顔は、少なくとも〝人を守る者〟がしていい形相では、断じてなかった。
「〝だから〟なんだ? 早くその先を言えよノロマ」
未だに噛みあうことも、向き合うこともできずにいる二人の装者の前に、一人の闖入者。
遮っていた雲が過ぎ去り、月光が闖入者の姿を照らす。
「そんな……あれは……」
目を大きく開かされた翼の面持ちは、〝信じられない〟と言う彼女の心境を、如実に表していた。
闖入者は、あの銀色の髪の少女。
そして彼女が身に纏っている蛇の鱗を象った白銀の〝鎧〟こそ。
「ネフシュタンの………鎧」
二年前のツヴァイウイングの〝ラストライブ〟の裏で行われた起動実験で失われた筈だった〝完全聖遺物〟―――《ネフシュタンの鎧》であった。
つづく。
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