ハーメルン
モモンガ様ひとり旅《完結》
思想/対立


「っと、ここは私の館です」

 ガゼフの家は普通の家よりは少し大きいが、有名で戦士長になるほどの人物が住むような家では無いように思われた。正直な話、見た目からして地位に比べて質素すぎるのである。
 しかし、アインズはそれに好感を持った。中身日本人なアインズとしては、あまり華美なものはそこまで好きではない。こういう落ち着く雰囲気の方が、よほどアインズの好みに合っていた。

「帰ってきたのか、ストロノーフ」

 家から、一人の男が顔を出す。ガゼフの言っていた居候だろう。世話を頼んでいるのは老夫婦だと言っていたので、この若い男は必然居候になる。若いとは言っても、おそらくガゼフと同じくらいかそれより少し下程度だろうが。アインズはその男を見て――その男は、アインズとハムスケを視界に入れた。そして、一瞬で動きが止まる。その姿にアインズとガゼフは首を傾げ、連れていたハムスケが「あっ」と声を上げた。

「――――」

「お、おい?」

「え?」

 ガゼフとアインズが不思議そうな声を上げる中――男は、股間を濡らしながら泡を吹いて気絶した。

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