~プロローグ~
「うーん、どうしてこんなところにいるんだ…」
昨日は何時も通りに平凡な日常を終えて普通に寝たはずなんだけど…
「なんで、目覚めたら何もない真っ白な空間にいるんですかね…」
『それはじゃな…わしのミスでお前さんを殺しちゃったからなんじゃ…』
「へっ?」
『だからじゃの…お前さんの命のロウソクの火にコーヒーをこぼしてしまっての…』
「それで火が消えて俺は死んでしまったと?」
『その通りじゃ』
まじかよ…まだ大学通い慣れてきてこれからキャンパスライフを楽しむはずだったのに…友達と遊んだりサークルで活動したり彼女つくったり…いろいろやりたかったな…ってかこいつは誰なんだ?命のロウソクとか言ってたけど…
『儂は神様じゃぞ!!』
「はぁ!?」
つか、心読まれた!?
『はぁ!?とはなんじゃ!!神だから心ぐらい読めるわい!!というか儂の話を聞け!!』
ん?話?
『うむ、死なせてしまったお詫びに異世界に転生させてやろうかと思っての』
て、転生!? 二次小説とかでよくあるっていうあれか!?
『まあ、そうじゃな。転生先は決まっておるがの』
え、選べないのかよ…あんまり死亡フラグが立たないところだといいんだけど…
『お前はNARUTOの世界のうずまきナルトに転生してもらうぞ』
な、なんだって!?死亡フラグだらけじゃないか!?しかもよりによって主人公かよ…
『まあ、原作改変しても構わないから頑張るのじゃぞ』
死なないように修行するしかないのか…あ、そうだ!!
『ん?なんじゃ?』
ナルトは原作通りのスペックなの? 転生特典みたいなのはあるのか?
『ナルトは原作通りじゃ。特典は…そうじゃな、お前さんの望むもので叶えられるものを三つ与えてやろうかの』
おぉ!三つももらえるのか!どうしようかな…
『なるべく早く決めるんじゃぞ、儂も忙しいからな』
う、うるさい!!こんなことになったのもあんたが俺のロウソクにコーヒーをこぼしたからだろうが!!
『むう…事実であるから何にも言い返せんのぉ…じゃが仕事があるのも事実なんじゃ…頼む…なるべく早くのぉ…』
じゃあ、雷遁と水遁を使えるようにするのと、剣術を扱えるセンス、さらに血継限界を何か一つ使えるようにっていうのはどうかな?
『まあ、その程度なら大丈夫じゃろう、血継限界はこちらで決めてしまっていいのじゃな?』
うん、わからない方が面白そうだしな。
『わかった、では早速…ロウソクに火をつけてと…』
火がつくのを確認すると意識が遠のいていった…
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