~第一話~
目が覚めると、九喇嘛の爪がクシナとミナトのお腹に刺さり大量出血している光景がひろがっていた…
「あうあうあー!?(だ、大丈夫ですか!?)」
思わず、声をかけたがしゃべることはできなかった…
「ごめんね、ナルト・・・また起こしちゃったわね…」
俺の声を聞くと、謝りながら微笑えみかけてくれていた…
「クシナ・・・もう命がもちそうにない。そろそろ八卦封印をやるよ。俺のチャクラもナルトに少し組み込みたいんだ。当分は会えない。今ナルトに言いたい事を言っておこう…」
ミナ…いや、父ちゃんが優しい表情で母ちゃんに言った…
「ナルト…好き嫌いしないで…いっぱい食べて……大きくなりなさい!」
うん…ラーメンばっかりじゃなくて、いろいろ食べるようにするよ
「お風呂には…毎日ちゃんと入って…暖まる事…それと……夜更かししないで…いっぱい…寝る事…!」
うん…うん…
「それから……友達をつくりなさい…たくさんじゃなくていい…から…本当に信頼できるお友達を………数人でいいの…!」
うん…母ちゃんの言うとおりにするよ…
「それと……お母さんは苦手だったけど…勉強や忍術をしっかりやりなさい…!ただし……得意…不得意が誰しもあるものだから…あまりうまく…いかなくても…落ち込まないでいいからね……アカデミーでは先生や先輩の事を…敬いなさい…!」
もちろんそうするよ…大切な人を守れるように…苦手でも…頑張るよ…
「あ……それと…大切な事…忍の三禁について…特に…“お金”の貸し借りには気をつける事…任務金は…ちゃんと…貯金する事……」
うん…お金は心配しなくても無駄遣いとかはしないよ…
「それと……“お酒”は二十歳になってから…飲み過ぎては体にさわる…から…ホドホドにする事………」
お酒は…ごめんなさい…守れないかも…
「…それと…三禁で問題なのが……“女”…母さんは…女だから…よくは分からないけど…とにかく…この世は男と女しかいないから…女の人に興味を持つ事になっちゃうけど……変な女に…ひっかからないようにね……!母さんのような女を……見つけなさい…!!」
うん…母ちゃんみたいな強くて優しい女(ひと)を見つけられるようにするよ…
「…それと…三禁といえばもう一つ…自来也先生には気をつけなさいってばね…!」
ハハハ…気をつけるよ…
「ナルト…これからつらい事…苦しい事も……たくさんある…自分を…ちゃんと持って…!……そして夢を持って…そして……夢を叶えようとする…自信を…持って…!!…もっと!もっと…!もっと…!もっと!もっと…本当に色々な事を一緒に……教えてあげたい……もっと一緒にいたい…愛してるよ…」
ありがとう…母ちゃん…母ちゃんの言葉…大切にするよ…
「………」
父ちゃんは優しく見守っていた
「…ミナトごめん…私ばっかり……」
「ううん……いいんだ…」
母ちゃんが謝ると、父ちゃんは首を振って言った…
「ナルト…父さんの言葉は……口うるさい母さんと…同じかな…」
父ちゃん…ありがとう…俺…頑張るよ…
「八卦封印……」
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