Re.Beyond Darkness 12.『セピアの約束~Different Friendship ~』
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「あー、えー…神様、素敵なロリロリきゅんかわな妹がほしいです、どうかこの願いを叶えて下さい」
「はーっ!はーっはっは!!その願い!叶えてやるぞー!ロリロリきゅんかわ♡豚共まとめて踏みつけ昇天!ご注文の通りの妹、ねめしすババンと新・登・場ッ!!」
ボフッ!と顔に生ぬるく柔らかい衝撃に挟まれる、視界が真っ暗闇に包まれる。
―――結城&モモカップルから別れた俺は、あまり人の居ない場所を探し、その中で一番暗い路地裏に入って思ってもいない言葉を呟いた。そうするとこのアホしすがぶつかるように飛びついてきたのだ。計画通りだった。―――顔を股に挟まれるのは違うが―――つまり今言った言葉とはネメシスを呼び出す為だけの言葉である、ただそれだけであり、全然、全く、これっぽっちも思っちゃいない。いないのだ。……ちょっと湿ったアホしすを顔からゆっくり引き剥がす。おいコラ、素直に離れろっての、腿で挟んでホールドするんじゃない
「ククク…こんな高ぶった男女が連れ添い集う淫靡なる場所…そんな場所にロリロリな妹である私、幼気な私を連れこんで…ククク、どうするつもりなのだ?」
―――繰り返すがただの住宅街の路地裏だ。どこにでもある狭い空間だ。断じてそんな淫らな場所ではない。
顎を上げた不遜な雰囲気、ニヤニヤと笑うような声、「激しく頼むぞ、おにいたん…フフフ、私もきつく締め付けておにいたんを満足させてやるからな…」と耳元で囁き頭を撫でるネメシス。滑った舌でちろりと舐め上げられる、やめろっての、それから「はあぁ…」とか甘ったるい声を出すんじゃないっての、いい加減苦しいんだっての!溺れるような水溜まりから顔を引き剥がす、
「…はうぅ…、おにいたん汁おいちぃですぅ♡…まっくらでねめしすこわいよぅ…おマタじんじんしてきちゃう……大洪水だよぅ」
ぽすんと尻餅をつき、もじもじ俯き呟くねめしす。相変わらずキャラめちゃくちゃだ、それにお前は最近いつも濡れてるだろ、しかし今はそんな事はどうでもいい!
「ネメシス、メアは何処に居る?」
「ん?メア…"褐色黒髪メア野外露出プレイ"がしたいのか?…こうか?」
ズズズ…と黒い霧を纏いネメシスがメアに変わる。…なんだよその"褐色黒髪メア野外露出プレイ"って
俯き上目遣いでペラリと制服のスカートをめくり裾を口に咥える褐色メア……PANTS HAITENAI
「しつこいっての!」
バシン!とネメシスの顔にヤミパンツ(ホワイト)をぶつける。パクっと食いつくネメシス。犬かよ
「とにかく会わせろ、ホンモノはどこだよ?」
「…ホンモノ、ふ……いいだろう、ついて来い」
いそいそとヤミパンツ(ホワイト)を履きながらネメシスは目を細めてそう返す。
アゲハ蝶を思わせるような羽を背に生やしふわりと空へ舞い上がる…おいクレーンゲームか、脚で俺を挟むのかよ扱い悪いすぎだろ、一の字になって腰をネメシスに挟まれ蝶が空を飛ぶように夜空を流れる。
「しかし、おにいたんはメアや金色、モモ姫など…多くのメスに手を出しているがどうするつもりなのだ?」
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