ハーメルン
オラリオに半人半霊がいるのは間違っているだろうか?
6話「全員一気に戦いますか?」


「うんうん、よう集まってくれた!今回は皆の勉強も兼ねてるからな。しっかり見とくんやで?」

「「「はい!」」」

ロキの言葉に冒険者たちはハキハキと答える。しかし

「もう、やめーやそういうかたいのはー。いくら他のファミリアが来てるとはいえ、そんな固いのはウチいややでー」

とプンプンと言った感じで腕を組み文句を言う、しかし言っていることはタケミカヅチにとってとても共感出来る事だ。言われた本人達は苦笑いしている。

(命達もそろそろ敬語は辞めてもいいと思うんだが・・・まぁ、本人達が真面目だしいい子だから仕方ないか)

「ロキ、あの事は言わなくていいのか?」

タケミカヅチが自分の家族についてあれこれ考えている時リヴェリアがロキに小声で囁く。

「んお?ああ!そうやったわー。・・・はい!ちゅーもくー!」

ん?とタケミカヅチは考え事から戻ってくる。双方のファミリアの団員達はザワザワしているようだ。

「実はな?いきなりレベル5のベートをぶつけたら危ないってリヴェリアが言うんよ、だからな、最初にレベルが一緒の皆に戦って貰おうと思ってるん。・・・どうやろか?いい経験になると思うで?」

ザワザワとロキ・ファミリアの団員達が違いに目配せしながら話し合う、内容は「誰が戦うか」だ。

「ちゃうちゃう、誰か1人やなくて、同レベルの全員や」

その一言にロキ・ファミリアの団員達は動きを止める。「は?何言ってんの主神様」と言った感じの顔だ。しかしロキ・ファミリアの団員達はすぐに冷静さを取り戻し、幹部達の方を見る。理由は簡単、普段ならこう言ったロキの発言はリヴェリアによって止められるからだ。

「ん、なんでこっちを見てるのかな?ロキが言っていることは本当だよ。」

団員達は驚くが反論はしない、団長が言うなら仕方ない、と思っているからだ。実際フィンが拘束している訳ではなく、団員達はフィンやその他幹部に特別な思い入れがある。それは尊敬であったり恋慕であったり、もっとも多いのは感謝だろう。そんな団長達が決めた事なら逆らう必要なんてない、それに同レベルが相手ならいい経験になるだろう。そう考えたのだ。

「・・・やる気になったな?よっしゃ!じゃあみんな準備してなー、まだ向こうも少し時間がかかる言うてたし。」

おう!とかはい!と返事をして団員達は各々の武器防具を装備しに動き出す。

そんな中ロキはふと思い出し隣のフィンに聞いてみる。

「・・・そう言えばフィン、妖夢たんにもこの事は伝えてあるん?」

「・・・さて、何のことやら」

「・・・悪いやっちゃなー」

「ハハッ!上に立つには色々と必要なのさ」

その声はタケミカヅチ・ファミリアに聞こえていたが誰も何も言わない。・・・よくある事だからだ。

(・・・厄介なことになったな・・・妖夢・・・がんばれよ!)





「うーむ、う~む。むむむむむ・・・」

どうも、俺だよ、妖夢だよ。今俺が唸っているここは、ロキ・ファミリアの使わなくなった武器や防具を保管している所だ。「この中から好きなものを選んで使うといい」とリヴェリアに言われ、選んでいるものの・・・迷う、使わなくなったとか言いながら選り取り見取りじゃねぇか・・・。

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