ハーメルン
オリ主が再びIS世界でいろいろと頑張る話だけど…side:ASTRAY《本編完結》
PHASE-32.9「依頼と告白?」 side:ASTRAY
ギガフロート。海上移動拠点であるココにはジャンク屋組合の本部がおかれ、破壊され野ざらしにされた回MS、戦艦などのジャンクを回収、解体および再生するプラントを有する。その特殊鍛造プラントで金属を叩くような音が響く
『はあっ!』
MSサイズの槌を振りかぶり真っ赤に灼熱化した刀へ叩きつけ、相打つように槌が振るわれ火花が飛ぶ中、再び槌を振り上げるのはマルスのアストレイ・エクシェス、相方はアストレイ・レッドフレーム、コックピットにはロウが座り水でなまし、火入れし鍛えるを繰り返していく
『よし、マルス、仕上げやるぞ』
『了解…研ぎに入ります』
打ち終えた刀を巨大な砥石に起きシャ、シャ、と一定方向にとぎあげる。なぜ二人が刀を打っているのか。それは数日前にマルスが行ったシュミレータで現れたガンダムバルバトスと対峙した際に小回りが効く武器があればいいんじゃないかと思い立ち、ギガフロート《特殊鍛造プラント》にある「たたら」で様々な材質を溶かし込み作り出した特殊金属を作り、製作に入った。もちろんガーベラストレートの修繕、グレイブヤードの失われた技術を継承したロウ協力のもと古来の鍛造工程を二人でおこなっていたのだ
『ん~まだ鍛えが足りないな』
『なら、焼き入れの温度を下げますか?』
『そうたな。オレなりのアレンジも入れようか』
『じゃあ、二度入れで』
『いいねぇ~ならオレのガーベラ以上に仕上げてみようぜ』
意見を出しながら刀を打つアストレイs…トレミーがギガフロートから離れる前に打ちあがった一振りの太刀
稲妻のような波紋、ロウが持つガーベラストレート、タイガーピアスと同じ拵えの太刀…
その名も《雷斬》
抜けば雷を呼び、真っ直ぐに振ればオルトロスのビームすらも断ち切る伝説のジャンク屋《ロウ・ギュール》、サーペントテール《マルス・レディーレ》が打ち上げた名刀
ツバサが駆るガンダムバルバトスの新たな武器は世界に光をもたらすのかはツバサ次第。振るわれる時を静かに待つ
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