NARUTO 第十五話
「良し! 戻って来たぞ!」
「お疲れ様。それでは八門を閉じていいですよ」
「うむ! え? ……ぐ、ぐわぁぁぁぁぁ!」
アカネに言われ素直に八門を閉じたガイの全身に痛みが走る。
驚門を開いた状態で全力で動けば、たったあれだけの時間でもこれほどの副作用が待っているのだ。
「とまあ、このように八門遁甲は強大な分その副作用もまた強大ですね。今のあなたが副作用無く運用出来るのは第五門か、良くて第六門が限界でしょう」
「お、仰る通りで、おおおおぁっ!」
アカネはガイに治療を施しながら話を続ける。
「というわけで、今後のあなたの課題は第七門を副作用無く運用出来る様になる事です。基礎修行と驚門を開き続ける修行を只管繰り返す事になりますね。それとは別に体術の強化もしましょう。体術の先は極めた後にある! 限界を乗り越えて修行し続けて初めて辿り着ける境地があるのです!」
「限界を乗り越える……! う、うおおおお! 分かったぞアカネよ!! オレは限界を超えて更に体術を磨き上げていくぞ!」
「その意気や良し! あなたにも私の影分身を付けましょう! ともに体術の極みへと近付きましょう!」
ああ、最悪の二人が意気投合したのかもしれない。カカシとオビトは同時にそう恐怖していた。
そんな二人の思いを他所にアカネは影分身を利用した他の忍の強化なども考えていたりする。
なお、多くの忍(主に男性)に影分身を付けて密着修行した事で、後の木ノ葉の里でアカネが複数の男性と付きあって弄ぶ悪女だという噂が立つのだが、今それを知る術はアカネにはなかった。
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