第十二話
どうも、天野レイです。
今は、修練場で神田ユウと模擬戦中です。
何故こんなことになったかと言いますと、ちょっとばかしからかってみたら見事にキレてしまい闘っていたら、何処からか聞き付けて来たらしい野次馬達がどちらが勝つかの賭けをし始める始末ですよ。
「俺は、神田に賭けるぞ!」
「俺も神田に賭ける!」
「なら俺は、新入りだ!」
「俺も新入りに賭けるぞ!」
「何の騒ぎだ?」
「どうやら神田と新入りで、模擬戦してるらしくてな。
それを聞き付けた賭け好きな連中が集まってどっちが勝つかの賭けをしてんだよ」
「以外にも新入りがあの神田といい勝負を繰り広げてんだよな」
「なら俺もその賭けに参加しようかな?」
「なかなかに粘るじゃねーか」
「この程度で負けてたら今頃は、数え切れないほどに死にまくってるからな」
イイゾォー イケー ソコダー
「(何か知らんが、ギャラリーがいつの間にかすごい数にまで増えてるし)」
「チッ、いい加減にくたばりやがれ!」
「だが断る!
神田大明神め!」
ブチッ
「誰が、神田大明神だ!
このお面野郎が!」
「なら、神助なんてのはどうだ?」
「てめぇ、ぶっ殺すぞ」
「殺れるもんなら殺ってみやがれ、神ちゃん(笑)」
プッチン
「抜刀!!
イノセンス発動!!!」
「!? ヤバイぞ!
神田の野郎イノセンス発動しやがった!」
「!?オイ!誰かアイツを止めろ!」
「ほほう、イノセンス対決をご所望か。
ならば俺も、イノセンス発動!」
「!? 新入りの奴までイノセンス発動しやがった!」
「オイ! これ以上はマジでヤバイぞ!」
「誰か早くあの二人を止めろ!」
ワーワー ギャーギャー
「行くぞ!」
「掛かってこいやぁ!」
「チッ、さっさとくたばりやがれ、お面野郎!」
「ハッ、そう簡単にくたばってたまるかっての
か ん ちゃ ん (笑)」
「誰が、神ちゃんだ!」
「youだよ~」
レイは問いに対し、神田を指差しながら答える。
「てめぇ、覚悟はできてんだろうな?」
「覚悟? 知らないこですね」
「死ね」
「だが断る」
「当たらなければ、どうということはない!」
レイと神田は、お互いの攻撃を避けながら闘い続けている。
「オイ!誰かアイツらを早く止めろ!」
「お前アイツら止めてこい!」
「バカ言うな!
あの中に入って行けるわけがないだろうが!」
「誰でもいいから早くアイツら止めろ!」
「そういうなら、お前が止めに入ればいいだろうが!」
「あんなかに飛び込めるわけがないだろうが!」
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