ハーメルン
俺の一族がレアモンスターなんだが。
リヨン防衛戦

「「「「「「「ローマへ」」」」」」」
はち切れんばかりに高まった士気の竜牙兵達は迫り来るスケルトンに躍りかかる

--------------------------


「中央防衛戦こちらが優勢です!」
「そうか!引き続き頼む!」
中央はどうやらなんとかなったようだ。あとは敵の英霊の行動だな
「敵の英霊は?」
「ロムルス様のところに一人、もうひとりはジークフリート殿が交戦中との事です。」
「そうか………まて!もう一人はどうした?」
「行方がわかりません!」
まずい。もしアサシンだったら詰みかかってる。すぐにでも対策をしなくては
「周囲の竜牙兵をここに集結させろ!それと各見張りに敵の捜索を命令、急げ!」
しかし、教会の外にいた別の竜牙兵が駆け込んでくる
「マスター逃げてください!」
「なんだ!」
「敵が、敵サーヴァントが……」
竜牙兵は何かを伝える前に自分をかつぎ上げ外へと走り出す。
そして、次の瞬間彼が何を伝えようとしたか理解することになる

「敵英雄!直上急降下ーーーーー」
竜牙兵の叫びと共に教会の屋根が崩れサーヴァントが降ってきたのだ。

「あら、こんにちは。貴方が魔術師かしら?」
ダメだ……ああ、前言撤回だ来るならば戦闘力の低いアサシンやキャスターでよかったのに

よりによって……

「せ、、、」
「せ?」
「世紀末覇王だーーーーー逃げろーーーーーー」
「貴方!初対面の乙女になんて物言いなの!」
ステゴロ上等のマルタさんだった

「マスター何をそんなに怯えて……」
「我らにお任せを」
と二人の竜牙兵がかかんに立ち向かうが
「いきなり女性に暴力とは野蛮ね、セイッ、オリャ!」
「「グホアアアアーー」
そしてエジプトの壁画のごとく壁の中にいる状態になるのだった

「囲めーーーーー後方から弓兵を!いや、バリスタを持ってくるんだ!」
自身の持っている宝石魔術で何重にも結界を張り少しでも時間を稼ごうとするが

「面倒だわ。セイッ」
正拳突きひとつで意図も簡単に破られるまずい、今はロムルスもジークフリートも動けない。しかし、彼女を止めるすべが我らにはないのだ………詰んだ。
その絶望までのプロセスの途中でもサイと同等(800㎏)ある竜牙兵が盾ごと吹き飛ばされいく

「諦めてたまるか!周りからもっと戦力を集めるんだ。生き残るぞ、行くぞ皆突撃!」
背中からボウガンを手に取りマルタに標準をあわせようとしたその時
すぐ近くで膨大な魔力を感じると同時にどんどんと自分から抜けていく

慌ててその方向を振り向くと、そこには
一組の竜牙兵達(骨と筋肉)がいた。

そして、彼等ははっきりと

「行くぞ、兄弟!合体だ!」

そう告げたのだった。

[9]前 [1]後書き 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:3/3

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析