やろう、ぶっころしてやる!(逆恨み)
「………先輩」
「マシュ何も言うな……」
「でも………」
「いいんだ………」
「只今のレスリングの試合の結果、優勝は竜牙兵fだ」
「「「「オオオオーーーーーーーーー」」」」
「おめでとーーーーー」
「いい筋肉だった兄弟よ!」
「ベルッスーーーーーーーーーーーーーー」
「優勝者にはロムルス様よりオリーブの冠が授与されます」
「実にローマである!」
「ありがとうございます!」
「「「「「「ワーーーーーーーー」」」」
なんぞこれ………もう一度言うなんぞこれ………
事の始まりはロムルスを召喚した後のすぐだ………
突然ロムルスが虚空を見つめ始め
「まことに遠き場所よりローマを感じる!」と叫びいきなりやり始めたのだ………
そこにおかしくなった竜牙兵が加わり今に至る
所長?はじめのころにロムルスに「貴方ふざけての?」と直談判しに行って途中で竜牙兵数名にどっかに担がれて行ったよ………
あと、円盤投げの試合の後に魔術師兄貴が「よう、お前らおもしろそうなことしてんな!まぜろや」と槍投げに飛び入り参加して見事に優勝している。
ちなみに円盤投げはマシュが優勝した
ロムルスに急ぐよう言ったのだが………
「これは実にローマであり神聖なものだ。終わるまで何人たりとも戦う事は許されぬ。これはローマなのだ!」
だ、そうだ
幸いにもこの特異点では特に時間に限りは無いため放っておいたのだが
それから一週間が経過し………ひとつ変化が起きていた…………
それは、
「有りました!桃の缶詰です!」
「よくやったマシュ!」
「先輩!こっちに乾パンが有りました!」
「ぐだ男もよくやった!」
「だが、自分には及ばないな………見ろ!」
「「コンビーフだ!ーーーーーーー」」
「所長は?」
「私は水よ!」
「「「おおおーー」」」
食糧の不足である
カルデアはレフの爆弾によって半ば機能停止状態で補給を受け取ることもできず。
自分の持ってきた携帯食糧もとうに尽きた………生きるためには焼けた廃墟から辛うじて無事な食糧を漁り食べて余計な体力を使わないように横になる……
そこには、真横で行われている華やかな競技とは真逆な光景が広がっていた。
「フォウさんて美味しそうだな………」
「フォフォフォフォーーーーーーーウ!」
「やめろ!ぐだ男ーー隠していたクッキーあげるから」
「先輩!」
「どうして私がこんな目に………」
ダメだ………空腹でぐだ男がおかしくなった。
だが、競技はさっきで最後だ!
こうなったのもレフが悪い!
空腹でひもじいのも計画がうまくいかないのも人類が滅んだのも………全て、全てレフが悪い!
レフ許すまじ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一人レフに対して呪詛を呟いているとは後ろから魔術師兄貴が近づいてくる。
「よう、あんた凄いな?」
「………何が?」
「あんな竜牙兵俺は見た事がない」
そう言って兄貴はオリーブの冠を着けた竜牙兵を讃える竜牙兵達を指差す
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