カピトリヌスの丘に舞う緑コート
竜牙兵は奴によって吹き飛ばされる
「人間が!下等生物の癖にいきがりやがって!」
「ロムルス行けるか?」
「いざ!ローマへ!」
「礼装発動!瞬間強化!ーーーー」
「全て、全て、我が槍にこそ通ずる。マグナ・ウォルイッセ・マグヌス!」
「ウオアアアアーーーー」
ローマの過去、現在、未来を体現した巨大な大樹が奔流となって奴を押し流していきそして押し潰す
やがて大樹は消えていき
残ったのは奴のぼろぼろになったシルクハットとコートだけだった。
「どうやら私が手を下すまでもないな。このまま空間の崩壊に巻き込まれて消えるがいい!」
何処かから奴の声が響きいてくる。逃げられたようだ
「もう、終わりなのよ………私は死ぬの……」
所長は地面に座り込んで泣いていた。その顔は絶望に染まっている。
「所長……」
「マシュごめんね……ほんとにごめんね」
今度はマシュに対する懺悔が始まる
「先輩!何とかならないんですか?」
「どうしようもないね、というより何もしなくていい」
「先輩!なんて事を……」
「Dr.ロマニ。48番のコフィンを確認してくれないかい?そこからならモニターで見えると思う」
「わかった……これは!」
「どうしたんですかDr.!」
「所長の体は無事だ!バイタルも正常値、怪我ひとつないよ!」
「じゃあ、じゃあ!」
「帰れるってことですよ所長」
そういい終わると同時に空間の崩壊が始まっていくが全員無事、目的も完遂。
ミッションコンプリートだ!
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