ハーメルン
家葉 テイクの活動報告
いただいた質問へのご返答など@畜生道からごきげんよう
2019年10月18日(金) 00:10
どうも、家葉テイクです。
実は先ほど感想欄にて「畜生道ってどうやって書いてんのー?」という趣旨の内容が目に留まりまして、作品についての質問なので感想返しでお答えするのも吝かではなかったのですが、多分長くなるので活動報告でやっとくか……ということでこちらに場を移しました。
というのも、長くなるだけの思惑(というか野望)がありまして……まぁこれは後述。ではサクサク質問にお答えしたいと思いますよ。
>二次創作やろうとしたけど、毎日投稿したり一話あたり五〇〇〇字くらい書くのはとてもつらい
わかる。
二次創作は楽しいけど、無から文章を捻りだすのはとてもつらいことです。私も無から五〇〇〇字書くのはとてもつらい。
ただ、別に五〇〇〇字も書かなくてもいいんですよ。畜生道の最低文字数ボーダーは四〇〇〇字ですし。ぶっちゃけ個人的には一話三〇〇〇字もあれば十分だと思います。コメディなら話動かなくても会話がよければ面白いし。(シリアスだと何話も会話だけの回が続くと飽きが来ちゃいますが……)
以下、畜生道のいつもの執筆パターンの一例をご紹介します。(前提として、章単位でやるべきことを箇条書きにした程度のプロットはあるものとします)
・前話の続きから話を書きだす
・一〇〇〇字くらいまでどう話転がすかな~と悩みながら本筋を進める
・だいたいチベスナがなんか面白いことを言いだす
・チーターに乗らせて、ほどよくゲストキャラとも遊ばせる
・タイトルを出す
・タイトル前の流れに一旦オチをつけてから遊ばせる
・三〇〇〇字を超える
・慌てて本筋を進めさせる
・四〇〇〇字を超える
・うまいことオチがつくよう続きを書いていく
・四〇〇〇字~五〇〇〇字でオチる
・オチが自然になるように全体の小ネタを書き加える
……と、だいたいこのようにして畜生道は作られています。そうじゃないときもありますが。
基本的にチベスナやチーターのセリフだよりのため、私はほどほどのところで「お喋りしてるとこ悪いけどそろそろ本筋進めてね」とチーター(もしくはパイセン)にお願いするだけです。
まーこれは流石に極端な例なので全部参考にしてはいけませんが、要するに『進めるべきプロットをちゃんと用意して』『それをなぞりつつキャラの会話でストーリーを肉付けする』『キリのいい字数でオチをつけてから全体の流れを整える』でそこそこ形にはできるんじゃないかなと。
このやり方だと一番大事なのはキャラの会話でストーリーの肉付けという部分(だと思う。でも畜生道だけかも)なので、最初のうちは文字数やプロットを考えず面白い会話劇を作るよう考えればいいのではないかしらん。
>一話あたりの所要時間はどのくらい?
大体上記の工程で二~三時間ですが、Twitterとか漫画とか資料漁りのネットサーフィンとか脇道にそれてネットダイビングとかをするので大体四時間くらいです。
やることが完全に決まってて調べることもない回は最短で一時間半くらいで全部書けたときもありましたが、最近は過去回の描写と矛盾しないように前の話とか調べたりするので流石にそこまで早くは書けなくなりましたね。
ちなみに、ヴィレイネス(私の過去作。禁書。一応シリアス)も所要時間はそんなもんでした。
>モチベ維持の秘訣はなに?
モチベ維持、私しない人なんですよ……。過去作見れば分かるかと思いますが、大概途中でモチベが尽きて失速して、それから復活してがーっと書き上げてる人です。(各方面に土下座)
畜生道は私にしてはかなり稀有な作品で、ここまで長い期間ずっと書き続けたSSはたぶん生まれて初めてだと思います。なんでそのくらい続いてるかといえば、たぶんキャラが好きだからなんじゃないですかね……?
読者さんと一緒にチーター馬鹿だなぁって笑ったり、チベスナぁ! するのが楽しくてここまでやってきてる感はあります。なので、秘訣というなら、自分にも他人にも愛されるキャラを書くことなのかも?
ちなみに、個人的に作者が意図的に『可愛げのある短所』を用意してるキャラは、読者も短所を含めて受け入れやすい気がします。ゴレイヌさんのエミリアちゃんとか、マイクラは勘弁なの神崎さんとか、萌え声のおりんとか、ラリカとか。
で。
この質問をくださった方はけものフレンズ二次をやりたいとのことなので、私からハーメルンでオススメのけもフレの書き方をば……。ええそうです。これ(布教)をやりたいがためにわざわざ割烹で記事をしたためました。
けもフレ二次でお勧めの書き方──それは『原作前スタート』です。
かばんちゃんが生まれる『さばんなちほー』以前にオリ主を誕生させて、そこで話を進めていく感じです。畜生道の場合は逆ルートかつ原作にない施設を紹介したりしてますが、原作通りのルートを通ってもいいと思います。
この手法のいいところは、一定の読みやすさを読者さんに提供しつつ、主題(自分のやりたいこと)も書きやすいというところです。
畜生道の一周目を例に出してみましょうか。
畜生道の場合は、主題は『映画撮影』と『チベスナとの関係』です。
各地のフレンズと映画撮影をきっかけにコミュニケーションしつつ、チーターが転生者である自分を見つめ直したり、チベスナとの関係を深めるのが一周目の内容ですね。
その途中でバッテリー切れにより『映画撮影』ができなくなったり、パイセンやチベスナに転生者だとバレたり、チベスナにデレたりしてます。これがたぶん物語的な山場です。(たぶん)
たとえばこの『映画撮影』を『武者修行』にすれば各地の強豪フレンズとバトルをしつつセルリアンと戦うバトルものになりますし、『遺跡調査』にすれば各地の知的フレンズと調査をしつつセルリアンと戦うアクションものになります。
こんな感じで、話の大枠自体は畜生道とさして変わらないものの、読み味としては全く違うものにできるわけですね。
主題に合わない地方はスキップしてもいいと思います。もしくは、主題が短く済みそうなら単一の地方で話を終わらせてもいいかも。
もちろん主題に合わない地方に主題とは関係ない『書きたいもの』をぶち込むのもアリですが、その先にあるのは拙作・畜生道からごきげんよう(現在一五四話・連載期間二年四か月)であり、約三年は同じ作品を書き続ける覚悟が必要です。エタはダメゼッタイ。
処女作であれば、大体一〇話くらいで終われるような主題を考えてみるといいかもしれませんね。多分三〇話くらいで完結できます。
──つまり、何が言いたいかというと。
『何が書きたいか』が決まっているのであれば、もはやけもフレ二次は書きやすい部類といっても過言ではありません! 大丈夫! 意外となんとでもなるから! 私にけもフレ二次を読ませてくれ!! できればTS転生オリ主原作前スタートだと嬉しい!!!! お願いします!!!!!!
……ということなのです。以上が私の野望でした(若干ネタなので本気にしなくていいですよ)。では最後に、面白いけもフレオリ主二次を紹介しつつ(一部更新再開を祈りつつ)お別れしたいと思います。さよなら、さよなら。
古龍のフレンズ
https://syosetu.org/novel/119906/
ジャパリパークのかじやさん
https://syosetu.org/novel/126714/
【完結】けものフレンズ ~セルリアンがちょっと多いジャパリパーク~
https://syosetu.org/novel/113068/
雑種フレンズ
https://syosetu.org/novel/114318/
平凡人間の転生守護獣日記
https://syosetu.org/novel/154434/
あ、なにか質問等あったらこの記事のコメント等で対応しますので、感想欄では控えてくださると嬉しいです。今回はモロに作品についての質問でしたのでOKそうでしたけど、そうじゃないと運対されちゃうかもなので。
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