作者:怠惰ご都合
少女には何もない。
少女は、普通の人が持っているような思い出や幸せを知らない。
両親の顔さえも覚えていない。
どうして生きているのか解らない。
ただ一つだけ、自分が伐刀者だということでだけは理解していた。
物心ついた時から持っていた、固有霊装と能力。
使い方が不明で悩んでいた時、少女は一人の男を見つけた。
何故か知らないが、大勢の横たわっている人を見て、眉一つ動かさない青年。
自分と全く違う存在だが、共通点を一つ見つけた。
そう恐らく彼も伐刀者。
何より、青年が右手に持つナイフが物語っていた。
最初は見ているだけのつもりだったのに、気付けば近寄り声を掛けていた。
~目次~
◇あなたの隣に立つために
◇まずはこの状況に慣れてから
◇言い争いと黒歴史
◇いつかの思い出
◇釈明という名の言い訳
◇わからない気持ちを抱いた自分に
◇娘成分の補充はお早めに
◇親子の形(前編):いつだって君のことを
◇親子の形(後編):いつまでもアナタの事を
◇過酷な現実が牙を剥く
◇アナタの探してるもの
◇痛い思いと引き換えに
◇せめてもの仕返しに
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