作者:口十
鬼との勝負は、何も真っ向から向き合う必要はない。隠れて、逃げて何が悪い。ただ、隠れるのであれば精巧に。逃げるのであれば追われずに。
ただし、これだけは約束しなければならない。鬼の首を斬ると。
これは、ある呼吸の継子になった男の話である。
~目次~
◇彼女はいつも無茶を言う。
◇木を隠すなら森の中
◇陽が昇る
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