ハーメルン
【完結】魔法少女、クビになりました
作者:守次 奏

【一行でわかるあらすじ】
 一度世界を救って心を病んだ最強の魔法少女が記憶喪失の少女と出会って、もう一度鬱ゲーみたいな世界を救うお話。

【真面目なあらすじ】
 新星暦75年、地球連邦政府は飛来した未知の侵略体、通称「敵星体」に既存の兵器で太刀打ちする術を持たず、内宇宙にまで進出した人類の時代は突如として終わりを迎える。奇しくも同時期に「星の悲鳴」に応えるかの様に出現した、人智を越える力を行使できる「魔法少女」と呼ばれる存在、その中でも最強の力を持つ少女、小日向結衣の奮戦により、呼称「赫星一号」は地球への落下を免れるが、払った犠牲は決して少ないものではなかった。

 それから3年後、新星暦78年。人類は束の間の安穏を手にした中で、「赫星一号」の破片及び戦った七人の魔法少女──「原初の七人」から得られたデータを元に「魔法」の絡繰を一定レベルまで解析、「呪術回路」として科学の領域にまで落とし込み、量産化することに成功する。3年前とは比べ物にならない軍備、戦力──そして、「赫星一号」の破壊により、不倶戴天の敵である「敵星体」の襲撃もまばらになった世界に、過ぎたる力である魔法少女の居場所はなかった。ほとんど一方的に除隊を通告された結衣は、その帰り道で払われた犠牲に想いを寄せつつも、街中で行き倒れていた記憶喪失の少女、スティアと出会う。金色とも銀色ともつかない髪の毛と、覗く角度で色が変わる不思議な瞳を持つスティアとの生活は、戦いに乾いた結衣の日々に彩を与える。

 しかし、それこそが新たなる破滅の嚆矢であるとは、誰一人として予期していなかった。

 ドレスの仕立てを覚えたことで、私たちを哀れんでくれた魔法使いはいなくなった。残されたのは、偽のドレスとガラスの靴だけ。十二時の鐘が鳴るのが先か、奴らの全てを滅ぼすのが先か。誰も、何も、知ることはなく、少女たちはただ、再び地獄を戦い続けるのだった。

※小説家になろうにも「魔法少女、クビになりました〜世界を救った最強の魔法少女ですが、代わりの兵器ができたとかで休暇を言い渡されたのでもう好きにやっていこうと思います〜」というタイトルで投稿しています。
~目次~

[1]次 最初 最後
第一章「魔法少女、クビになる」
◇1.魔法少女、クビになる
◇2.魔法少女、謎の少女を拾う
◇3. 魔法少女、謎の少女と言葉を交わす
◇4.魔法少女、回想する(上)
◇5.魔法少女、回想する(下)
◇6.魔法少女、打ち明ける
◇7.魔法少女、観艦式を見る
◇8.魔法少女、服を買いに行く
◇9.魔法少女、戦鐘を聞く
◇10.魔法少女、その代替兵器
◇11.魔法少女、舞い降りる
◇12.魔法少女、無双する
◇13.魔法少女、その事後処理
◇14.魔法少女、涙を零す
◇15.魔法少女、来訪者
◇16.魔法少女とマジカル・ユニット
◇17.魔法少女と蠢く思惑
◇18.魔法少女と佐渡ヶ島奪還戦
◇19.魔法少女、立ち上がる
◇20.魔法少女、立ち向かう

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