作者:唐野葉子
一学期の中ば、ハルユキは限界を迎えていた。荒谷はいつも通りのいじめの一環のつもりだったのかもしれない。しかし、入学初日からこの日までかけて組み上げた黒騎士アバターは、ハルユキの最後の牙城だったのだ。
追い詰められた人間の選択肢は二つ。畏縮して泣き寝入りか、逆上して暴走するかだ。そしてハルユキは限界まで譲歩した後で爆発するタイプだった。
「おぬし死にそうな顔しとるぞ。あるいは殺しそうな顔、かの」
しかしその一言が、袋小路に向かいつつあった少年の運命を変える。
中学内格差最底辺と過負荷が交わるとき、物語は加速する。
※注意※
この作品は二次創作です。原作改変および独自解釈が含まれます。(例:ハルユキが黒騎士アバターを公開したのが四月から一学期中期に変更)
また、基本的にAW世界が基準で、クロスオーバー先の作品は概念や世界観の輸入が主であり、原作キャラクターが直接出てくることはまずありません。
以上の点に注意して、用法容量を正しく守って服用してください。
2020/04/06 状態を短編から連載中に変更。タグを追加
2020/05/16 『盤外編』投稿にあたり「掲示板形式」のタグを追加
~目次~
黒雪姫の帰還
◇前篇
◇後篇
紅の暴風姫
◇前篇
◇後篇
◇底篇
◇負篇
◇破篇
◇異篇
◇欠篇
◇余篇
幕間:有り触れた日常
◇雪風の災幸なクリスマス:前篇
◇雪風の災幸なクリスマス:後篇
◇雪風の災幸なクリスマス:余篇
夕闇の略奪者
◇ぜんぺん
◇盤外編:CCC雑談スレ
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