ハーメルン
オーバーロード ~経済戦争ルート~
第15話 再会


「ふむ。確かに情報は我々にとって命ともいえるものだが、それほどの相手ならば私も警戒しておきたい。ガゼフ殿の持つモンスターの詳しい情報と引き替えならば構わないが?」

「勿論知る限りのことを提示させていただく。その者の名は……」

「お話中申し訳ございません、アインズ様。そろそろ我らの店に到着しますが、よろしければお話は店内で、ということでは如何でしょう?」
 ガゼフとの話を遮り、セバスが口を開く。
 周囲を見回すとなるほど、アインズ達の店が既に遠目に確認出来る位置まで来ていた。

「そうだな。外では誰が聞いているとも限らない。どうだろうガゼフ殿、この後時間はあるかね? よろしければ我々の商会、『魔導王の宝石箱』の初めての客人として出迎えたいのだが」

「魔導王……なるほどアインズ殿らしい名だ。私は戦士であり、武具やアイテムは全て王より頂いた物以外身につける訳にはいかないので上客にはなれないだろうが、それでもよければお邪魔させて頂こう。先の話は早めに聞いておきたいところでもあるし、アインズ殿の頼みというのも聞いておきたい」

(まあ、王から貰った物より良いアイテムがあったからってそれを装備するわけにはいかないんだろう)

「決まりだ」
 アインズの言葉にセバスも無言のうちに頷いた。
 周囲の様子を眺めてみると、後ろにはいつの間にか纏まった民衆が集まっており、アインズたちの目的地を確認しようとしているのが見て取れた。

(宣伝は成功と言ったところか。しかし国そのものを危機に陥らせるモンスターとは、なかなか楽しみだ。貴重なものであれば捕らえるのも悪くないか、それともモモンに退治させて王都での人気を高めるか)
 ガゼフと談笑を続けながら、アインズは未だ正体の知れぬモンスターについて考え始めた。

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