ハーメルン
時を操る狐面の少女が鬼殺隊で柱を超えたそうですよ
雫の刻は動きだす【記憶の断片(序幕)】

まだ目が見えていたあの時、お面をとった雫の顔も鮮明に覚えている。
寝顔でも、ふとした表情でも、人形細工師が何年もかけて作り上げた一つの完成品の様に整った顔を。


(雫、私から見れば君は、化物を超えた何かだ)


その時襖の前に何者かの気配が現れ、名を名乗る。



「入っておいで、君達には任務前に一つお願いがあるんだ」



これから様々な出来事を予告しているかのように、夜空には分厚い雲が月明かりを隠そうとする。



雫の心の中で止まっていた刻がカチリと大きな音を立てて動きだす。




夜はまだ、始まったばかりである。

[9]前 [1]後書き 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:4/4

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析