ハーメルン
ゼルダの伝説〜異世界の兵士共 NS(イセカイのツワモノドモ ニュー・ストーリー)〜
子供扱い 〜NS〜
ちょっとした、”
時の勇
(
大切な友が見
)
者の闇
(
つからない
)
”を垣間見る事などがあった前回。その後に身支度を済ませたリンクは、イタミ達との合流するため……フォルマル家の宮殿内、その中の
来賓
(
らいひん
)
室に足を運んでいたのだが……?
「……気の所為でなければ、イタミ殿の傷が昨日より増えている様に見えるが……?」
リンクとは別に、来賓室へと訪れていたピニャ殿下。だが、この前に若干寝不足気味になりそうな程の”決死の作戦”を考えたにも関わらず……彼女の顔は、噴火直前なデスマウンテンの如き”真っ赤な怒り”で再び染まり切っていた。その理由は明白だ。彼女達、
薔薇
(
バラ
)
騎士団が練っていた作戦の
標的
(
ターゲット
)
であるイタミの顔に……見事な”モミジ模様”と、”引っ掻き傷”が赤々と装飾されていたからだ。
「右目は元々あったしぃ」
「ワタシの爪でもないニャ」
【……まぁ、”ハイラルの魔物”が入ったワケじゃあないよな……】――ハイラル時代、サリアと会うために赴いた『森の聖域』や、打倒
大魔王
(
ガノンドロフ
)
のために”七賢者”を目覚めさる旅の目的地の一つである『魂の神殿』などで、交戦する機会のあった”
ウルフォス
(
狼型の魔物
)
”……。リンクにとっては
多少テコ
(
体力が多いだ
)
ズる相手
(
けのザコ敵
)
だが、
ココ
(
特地
)
だと一体に対して”
一個小隊
(
二十五〜五十人規模
)
”か、最悪”
騎士団
(
精鋭部隊
)
”を呼ばなくてはならなそうな相手が侵入するワケが……と、”ロゥリィ”や”猫亜人のメイド”の話を聞きつつ、内心はそう思っていたリンクなのであった……。
「わ、わたくしが…やりました……」
ほんのり涙を滲ませつつ、赤面した表情で恐る恐る”小さな挙手”をしながらそう呟くボーゼス。その言葉を聞いたピニャ殿下は、気絶しそうになるのを何とか堪えつつ……キッ! ……と、”トアル
意外と苦労人で
変態
(
ナルシスト
)
な
魔族長”を彷彿しそうなキレ具合で、ボーゼスを睨みつけた。
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