ハーメルン
ゼルダの伝説〜異世界の兵士共 NS(イセカイのツワモノドモ ニュー・ストーリー)〜
乱取り 〜NS〜
自衛隊が炎龍の襲撃から特地の人々を救い出し、その一部始終を見ていたリンクも何やかんやで、自衛隊について行っては二週間後……。特地の人々を救出後、独断で連れて来た伊丹と、アルヌスの丘に設営された自衛隊基地の責任者の一人である
檜垣
(
ヒガキ
)
三佐が一悶着するなど、着いてからの問題も色々とあったのだが……。それでも、救出された人々には日本がスピード建築する
仮設住宅
(
プレハブ小屋
)
が貸し与えられたり……様々な生活必需品などが必要とあらば、自衛官の人に言えば直ぐに用意して貰える事に、もう何度舌を巻き、目を飛び出したか数えきれなかった。だが、隔絶された技術などを次々に見せられたとしても、救出された人々は誰もが口を揃えるようにこう言うのだ……『
緑の人
(
自衛隊
)
に助けられて良かった』……のだと。
「は〜い、皆さ〜ん! 集まって下さ〜い、名前を登録しま〜す〜!」
……あっ、クリさんが皆を集めてる、行かなきゃ。
組み立て式の椅子に、皆ズラッと並ぶように座っては……一人ずつ名乗っていた。
「儂は、カトー・エル・アルテスタン。こっちは、弟子のレレイ・ナ・レレーナじゃ」
オレから見て、奥から名前を聞いているみたいだったんで、反対側の最後尾にオレが座ろうする中……そんな声が聞こえてきた。どうやら、杖を持った白髪のローブの爺さんと、無表情な青髪の若い女…ただ待っていてもしょうがないから、聞き耳を立てていたら二人とも意外と優秀な”賢者”らしい……。賢者……かぁ……もう大人じゃあないけど……
サリア達
(
・・・・
)
は、どうしてるのかなぁ……。
「私はコアンの森のホドリューが娘、テュカ・ルカ・マルソー」
……おっといけね、何かオレらしくないな。……そう気持ちを切り替えていたら、別の声が聞こえて来ていた。……ハイリア人とは違うエルフ……か。金髪のロングで長身、
オレ
(
ハイリア人
)
と同じ感じの耳の女……の子? それで見た目は最近、ジエイカンの人がくれた白い「ティーシャツ」って言う”ニホンのチェニック”と、「ジーパン」って言う
麻(?)
(
実際はコットン
)
で出来たズボンが気にいっているそう……って、えっ? 女の子じゃあなくて、165歳!? えぇぇっ!? それでも子供ッ!?
「暗黒の神エムロイに仕える、ロゥリィ・マーキュリー」
……別に、何も言わなくていいよ……な? だって何度も言ってるし……タブン。
「えっと、最後に…リンク君だったね?」
……おっと、色々オレが思っている内に、クリさんが話し掛けて来た。じゃあ、オレも”ジコショ〜カイ”しなきゃな。
「はい、コキリの森のリンク・リンクです」
「……(聞き間違いかしら……?)えっと…リンク君? ちょっと手間取らせて悪いけど、これに名前を書いて貰えるかな?」
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