ハーメルン
【外伝開始】メソポタミアの冥界でエレちゃんに仕えたいだけの人生だった…。

「本当によくやってくれたわ。流石は()()眷属ね!」

 嗚呼(ああ)、やはりエレちゃん様は尊い(魂ピカー)。
 しかもその尊さが発揮されているのが眷属()の自慢とかもう死んでもいい、記憶が亡くなるくらい大昔に死んでるけど。

『ははーっ! 勿体無きお言葉! この《名も亡きガルラ霊》、そのお言葉があれば例え万の時が過ぎようとエレちゃん様のために働きまするーっ!』
「やだ、そんなの当然じゃない。もちろん四六時中働けなんて言わないけど、貴方は私の眷属なのよ? 万の時どころか那由他の果てまで()()()()一緒なんだから!」

 と、ニッコリ笑顔かつ天地の理を語るような口調で語られる永久束縛宣言。
 すいません、もしかしてエレちゃん様の仰るずーっとってまさか()()()()()()()なんですかね?

「?」

 思わずエレちゃん様を見ると、そこには太陽のように眩しい笑顔を向ける麗しき我が女神が。
 ……………………まあいいや!(現実逃避)
 なに、遠い未来のことは未来の自分に任せればいいのだ。とりあえず今の自分はエレちゃん様と一緒に冥府を盛り立てることだけを考えればいい。

『……ははーっ! 私如きに身に余る光栄です、エレちゃん様!』

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