第40話「どうしてもお礼がしたいAfterglow」
仕事で幾度もAfterglowを救出した飛鳥。だが、彼は礼を受け取る事は一切なかった。
飛鳥「今だから言うけど、正体バレやすくなるし、女の子に見返るのはあまり宜しくないからね…」
モカ「今となっては分かるよ~」
今回はそんな一丈字飛鳥とAfterglowの攻防戦である。ちなみにモカは面白がっている。
飛鳥「日菜先輩といい、君といい、本当に度胸あるわ…」
モカ「君も大概だよ~」
飛鳥「そうだね…」
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ある日の事だった。チャラい男性バンドグループに絡まれていたAfterglowを救出した飛鳥。まあ、ライブやってる途中で「女がバンドをやるなんて生意気だ」といちゃもんをつけてきて、強姦しようとした為、飛鳥が超能力で退散させたのだ。まあ、超能力を使わなくても止められるのだが、飛鳥が強すぎる為警察沙汰不可避である為だった。
飛鳥はいつも通りそのまま事を済ませる予定だったが…。
蘭「……」
飛鳥「……」
後日、学校にくるや否や、飛鳥は蘭を筆頭にAfterglowに話しかけられた。
飛鳥「あ、美竹さん。おはようございます」
蘭「おはよう」
飛鳥「何か御用ですか?」
蘭「いや、その…」
モカ「色々助けられたから、やっぱりお礼させてくれって~」
モカが蘭の後ろから話しかけると、飛鳥は困惑した。
飛鳥「あ、それでしたら一つお願いしたい事が…」
巴「変な質問とかはなしだぞ」
飛鳥「ちょっと両替してくれませんか? 今1万円札しか持ってなくて…」
空気が止まった。
モカ「…そう来たか」
蘭「食堂に両替機あるから。それ以外で」
飛鳥「じゃあ美竹さん」
蘭「な、なに…」
飛鳥「グリンピース食べてください」
蘭「…それ以外で」
ちなみに蘭の嫌いな食べ物はグリンピースである。
モカ「それならしょうがないか~」
蘭「いや、モカァ!!!」
飛鳥「じゃ、それで宜しくお願いしま…」
蘭「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て」
蘭が止めた。
巴「蘭。口調がおかしくなってるぞ」
蘭「ほっといて!」
巴の言葉に思わずツッコミを入れた。
つぐみ「あの、5人でお礼をさせて?」
飛鳥「それが一番問題なんですよ」
つぐみ「え?」
蘭「何が不満なの?」
飛鳥「周りをご覧ください」
と、周りを見渡すとファンと思わしき男子生徒達が衝撃を受けていた。
モカ「あー。多分5人でエッチなお礼をしようと思ってるね~」
蘭「な、何でそうなるの!?//////」
モカ「だってモカちゃん達幼馴染だし、何をやるにしても5人一緒だし~。それに男の子のお礼って言ったらやる事大体決まって来るよね~」
飛鳥「美竹さん」
蘭「な、なに?」
飛鳥「学園の平和のためにも、もう忘れてください」
「学園の平和!!?」
飛鳥「気にする事なんてありませんよ。私は至って当然の事をしたまでですから」
モカ「あそこで見捨てたら、評判も下がっちゃうしね~」
飛鳥「それも込みですね」
モカが飛鳥の話に合わせようとするが、他の4人は不満そうにしていた。
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