公園
綱吉とリボーンが病院で話しをしている頃ミラとユニは公園に来ていた 2人はベンチに座り、ユニは自分の達の世界のこと、綱吉のこと、ミラ達の前に現れた光の玉が自分であるとなどを話した
ミラ「そんなことがツナヨシ君にあったなんて・・・」
仲間や家族を殺されてたった1人で戦い続ける どれだけ辛かったことか 苦しかったことか
この子もそうだ ツナヨシ君は生きている けどこの子は・・・まだこんな小さな子が・・・ 溢れそうになる涙を抑えながら
ミラ「ツナヨシ君のことは分かったわ だけどどうして私たちの前に現れたの?何か理由でもあるのかしら?」
ユニ「はい もちろん理由があります 他の人ではなくミラさん達でなければ駄目でした 私には断片的にですが未来が見えます」
ユニの言葉にシャルルの能力を思い浮かべる
ミラ「未来が・・・」
ユニ「はい その未来では沢田さんとミラさん、そしてギルドの皆さんが一緒いて笑っていました とても幸せそうで」
ミラ「ツナヨシ君が私たちと・・・でも無理よ・・・私には・・」
ユニ「沢田さんを叩いてしまったことを気にしているのですか なら大丈夫です 沢田さんなら貴方の本心を理解してくれていますから」
ミラ「でも・・・」
ユニ「貴方が沢田さんを叩いてしまったのは自分の為ではなく沢田さんに気づいてもらいたかったからなのでしょう 貴方は1人じゃない自分がいると 貴方が流した涙は沢田さんの為の涙 誰かの為に涙を流せる貴方を私は誇りに思います ミラさん貴方のその優しさが 沢田さんを救うため必要なんです」
まさかこんな小さな女の子にここまで言われるなんて思ってなかった 私の意思は決まった
ミラ「分かったわ ユニちゃん 私はツナヨシ君の心の支えになる だから安心して」
ミラの答えにホッとする
ユニ「はあ 良かったです ありがとうございます ならお伝えしなければならないことが二つあります 一つは『白蘭』について、白蘭は・・・この世界にいます」
ユニちゃんの言ったことが理解出来なかった
ミラ「えっ・・・どういうこと・・・」
ユニ「白蘭はこの世界に転生しているのです」
ミラ「転生・・・死んで生まれ変わったってこと?・・・」
ユニ「はい 白蘭は殺されたのです 沢田さんに」
ますます混乱した ツナヨシ君は白蘭に負けてこの世界に来たのに その白蘭がツナヨシ君に殺されてこの世界に転生したと言うのだ
ユニ「『平行世界』というものをご存知でしょうか?」
ミラ「え、ええ たしか、もしもの世界だったかしら」
ユニ「はい つまり白蘭が世界征服を成した世界もあれば、白蘭を倒した世界もあります」
ミラ「じゃあ・・・2人は」
ユニ「ええ 全く別世界の人物です 姿、名前は同じでも全く違います」
ミラ「そんなことってあり得るの?」
ユニ「本来ならばあり得ません ですが現実として起きてしまいました そしてもう一つは沢田さんについて」
ミラ「ツナヨシ君について? ツナヨシ君のことならさっき聞いたわよ」
ユニ「正確にいうと沢田さんの心についてですね 沢田さんの心には『鬼』が潜んでいます」
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