ついに退院の日がやってきた
綱吉はアルバスに最後の挨拶をしていた
綱吉「先生 お世話になりました」
アルバス「なぁに 儂は医者として当たり前のことをしただけじゃよ それに もう大丈夫なようじゃの」
綱吉「はいっ」
アルバス「・・・しかし本当にいいのかね?」
綱吉「・・・はい これが俺の出した答えです」
アルバス「ミラちゃんを悲しませることになるぞ それでもいいかね?」
綱吉「はい・・・覚悟は出来てます」
アルバス「・・・そうか ならもう行きなさい」
アルバスの言葉に最後にもう一度礼を言ってアルバスの元を離れた
アルバス「出来ることなら彼の身に何も起きず、穏やかに生きて欲しいものじゃ」
ミラ「もう いいの?」
綱吉「はい・・・」
ミラ「どうかした?」
綱吉の反応にミラは疑問を持つ
綱吉「いえ 大丈夫ですっ」
ミラ「そう? なら行きましょうか」
そう言って2人は病院の玄関をでた 外に出ると魔導四輪と赤髪で長髪の女性がいた
エルザ「君がツナか 君のことはミラからよく聞いているよ 私はエルザ よろしく頼む」
綱吉「ツ、ツナヨシ・サワダです よろしくお願いします」
エルザ「そう固くなる必要はない もっと気を楽にしていい それに敬語もさん付けも不用だ」
今まで歳上には敬語で対応してきた綱吉は戸惑ってしまう
ミラ「そうよ 貴方はこれから私たちの家族の一員になるんだから」
綱吉「家族・・・ 分かり、分かったよ エ、エルザ、 ミ、ミラ」
まだぎこちないながらも砕けた喋り方をする綱吉に2人は微笑む
エルザ「さて 皆んな君が来るのを楽しみにしている 早速出発しよう 車に乗ってくれ」
三人は車に乗って、エルザがSEプラグを付けた時ミラは思い出してしまった
ミラ「ね、ねえ エルザ やっぱり運転は私が」
エルザ「何を言っている ミラはツナの隣にいてやれ」
ミラ「だけど・・・」
エルザ「私の運転が信用出来んのか? 安心しろ ちゃんと安全運転で行ってやる」
そう言ってドルンッ ドルンッとエンジンを吹かす
この時点で綱吉も疑問に思ってしまった 何故この人はレースみたいにエンジンを吹かしているんだろう?と
エルザ「さあ 超特急で行くぞっ!」
ブォォン!!
ミラ・綱吉「「ううっ⁉︎」」
アクセルをおもいっきり踏み込んで、車はロケットスタートしていった ロケットスタートした時に2人は後頭部を椅子の背もたれの上の部分にぶつけていた
エルザは運転は荒かった 緩やかなカーブにドリフトをかまし、蛇行運転、猛スピード とにかくヤバかった
綱吉はエルザの運転に耐えながら もうこの人の運転する車には乗らないと誓っていた
ドリフト時に綱吉がミラの方へ倒れかかってしまうのは仕方ないこと そしてその時ミラの胸に顔が触れてしまい、ミラにビンタされるのも仕方ないと言えるだろう
そんな散々な運転も終わり『妖精の尻尾』についた
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