ハーメルン
俺と言う名のサイヤ人 リメイク
ドラゴンボールZ 時を越えた復讐のサイヤ人

オギュア!オギャア!と泣く声が聞こえる。

「やっぱり戦闘力は低いな」

「まぁ下級戦士の子だ、仕方があるまい」

2人の異形系宇宙人がそう呟く、下級戦士とはサイヤ人のおける位のことを指す。
下級戦士、中級戦士、上級戦士と階級が別れており上級戦士は超エリートと言われるほど強力な戦闘力を有している。

「お、バーダックの子供はこの子か」

一人の青年が部屋に入ってくる、どうやらその青年もサイヤ人でずっと泣きわめいていた子供をそっと抱き上げてよしよしと慰めている。

「全く、ギネさんのこともあるのにバーダックやつ本当に自分の息子に興味がねぇな」

「仕方がないだろうラカノン、お前やギネの様に戦闘意欲が少ないサイヤ人の少ないからな。むしろバーダックはサイヤ人としては普通だ」

「だよなぁ、ただ勘違いすんなよ?俺は戦闘意欲が無いんじゃなくて基本どこにも制圧しに行かせてくれねぇんだ、むしろ戦いたくてウズウズしているぐらいだぜ」

そんなことを話していると全身がボロボロになり血だらけとなったサイヤ人の運ばれてきた

「おっと、また派手にやられたなバーダック。しかも気絶している状態で運ばれてくるなんて珍しい」

「だろ?油断しててカナッサ星人から一撃食らっちまってよ、おかげでこのザマだ」

バーダックチームの副リーダー、トーマがそう呟く。

「まぁこんな状態じゃ次の星の制圧にはいけないな。それにフリーザ様に次の星の制圧を命令されちまってもういかないといけないんだが・・・」

「いいんじゃねぇか?あ、だったら俺を連れてってくれよ!全然制圧に行けなくてマジでつまんねんだよ!」

「あんたは出撃命令出ていないだろう?戦闘力は確かに大したもんだがそれで連れてったらアタシ達が大目玉くらっちまうよ」

「ちぇ、本当の事だからなんも返せねぇ・・・」

ラカノンは口を尖らせて拗ねる、そんな事を話していいるうちにカカロット。のちの孫悟空は落ち着いたのか寝息をたてて眠ってしまった。

「カカロットも本当に元気に泣くな、隣の子も釣られて泣きそうになっちまってるじゃねぇか」

ブロリーと書かれたサイヤ人はカカロットと同じ日に生まれた子である。
カカロットがあまりにも泣くもので釣られて泣きそうになっていたがラカノンが抱き上げて落ち着かせたので泣くことなく穏やかに眠っている。

「さて、俺ももう行かないとな。ギネさんにこの事を報告しにいかないと」

「あぁ、じゃあなラカノン」

そういってラカノンは部屋を出ていく、もちろんカカロットはもう泣き止んでいるので安心して部屋を出ることが出来た。

「本当に勿体ない、戦闘力だけなら決して弱くはないんだが何故出撃命令が降りないんだろうな」

「まぁあの性格だからな、きっと戦闘には向かないと判断されているんだろう」

そんなことはいざ知らずラカノンはサイヤ人の集落へと戻っていく。そして同刻でカカロットが我らが星、地球へと飛ばされる準備がされていた。

「お、パラガスのおっさん。どうしたんだそんなに急いで」

「おぉ!ラカノンではないか!今しがた私の息子も生まれたと報告があってな!様子を見に行くしかない!」

「まぁおっさんも嫁さん死んじまって大変だよな、せっかくの息子何だから大切にしろよ?」

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