ハーメルン
【デート・ア・ライブ】 デート・ア・ガンダム -武×士道×グラハム- 【機動戦士ガンダム00】
第3話 愛が憎しみに変わっていく前に… Bpart

ひさしぶり。やっと会えたね。嬉しいよ。


でも、もう少し、もう少しだけ待って。


もう絶対に放さない。もう絶対に間違えない。


だから――――――。



士道「ハッ」

令音「目覚めたかい、シン?」

士道「あ、令音さん!」ガバッ

士道「じゃあ、ここは――――――」

グラハム『上空に待機していた〈フラクシナス〉の中だ』

士道「俺、撃たれて――――――」

士道「あれ? 胸に開いた風穴とか、大量出血で蒼白くなっていた肌の色が――――――」

士道「たしかに、これまで何度も死ぬような思いをしてきて無事だったけど、今度ばかりはもうダメだと思っていたのに――――――」

琴里「あら、言わなかったかしら?」


琴里「――――――『士道は一度くらい死んでもニューゲームできる』って」


士道「琴里!」

グラハム『少年、すぐに再出撃だ』

琴里「今 十香はあなたが殺されたと思って感情を爆発させて、あなたを誤射したASTの隊員――――――、例の彼女:鳶一 折紙を嬲り殺しにしている真最中だわ」

琴里「そして、空間震警報も発令したわ」

士道「そんな! ダメだ、十香――――――」ヨロッ

士道「あ、くぅ……、傷口は塞がっても体調は万全というわけじゃないか…………」ズキズキ

グラハム『少年、無理ならば ここからは私一人で行こう』

士道「グラハム?」

士道「いや、ダメだ! これは俺が最後までやり遂げないといけないんだ!」ググッ

琴里「無様ねぇ。そんな状態だと十香の許に辿り着くどころか、叫び声をあげても気づいてもらえないんじゃないの?」

士道「琴里! だったら、俺を〈フラクシナス〉から直接――――――」

琴里「まあまあ、落ち着きなさい、士道」

琴里「実は、ちょうどそう考えていたところなのよ、私もね」

士道「!!」

琴里「だから、次の一手は士道、あなたとあなたの守護天使の全身全霊に全てが掛かっているわ」

グラハム『そういうことだ、少年』

士道「ああ! わかったぜ、みんな!」

士道「俺が今回の戦争〈デート〉の最後を華々しく飾ってみせる!」

士道「行くぞ、グラハム! 俺だけの守護天使! 行けるな?」

グラハム『もちろんだとも!』

グラハム『では、参ろうか! 愛を知り 憎しみへと その身を染めつつある天使に 再び愛を届けに!』


――――――【グラハム・スペシャル】!







折紙「私は人を殺した……」

折紙「私も精霊と同じ…………」

十香「はあああああああああああああああ!」ブン!

折紙「カハッ」

折紙「くっ……」

十香「――――――【最後の剣】(ハルヴァンヘレヴ)!」

十香「終われ」ジャキ

折紙「父さん……、母さん……」

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