ハーメルン
無職転生 アイシャAfter
アイシャAfter10.酔っ払いアイシャ

「んっんっんっ……。ぷはーっ、このお酒、飲みやすいね!」

「アイシャ姉。このルーシー姉のお土産、結構強いお酒だよ。そんなに一気に飲んだら危ないよ」

「えーっ、大丈夫だよ。こんなにおいしいんだよ? ほら、アルス君も飲んで」

どぷどぷ。

「まぁ、飲むけどさ。アイシャ姉お酒強かったっけ」

「んー、あんまり強くないかな? 自分ではよくわからないけど」


---


「あれー? アルス君がふたりになってる ……これはハーレムかな?」

「あー、言わんこっちゃない……」

「右のアルス君、ちゅーして。左のアルス君は抱っこね」

「俺はひとりしかいないよ……ほら、危ないから俺の隣に座って」

とさっ。

「あ、アルス君がひとりに戻った。ならちゅーしなさい」

「はいはい」

ちゅ。

「ぷはぁ……んふふー。アルス君はかっこいいなぁ」

「そんなことないよ」

「そんなことありますー。世界で一番かっこいいですー」

「うんうん。ありがと」

「あのねぇー。お姉ちゃんは、アルス君が産まれたときから知ってるんだよ? もう一目見た瞬間にわかったね。この子は世界で一番かっこよくなるって」

「まさかぁ」

「わかったんだよー。だからそんなアルス君をお姉ちゃんは構わずにはいられなかったんですー」

「う、うん」

ちゅー。

「んふ。初めてちゅーしたときのこと、覚えてる?」

「覚えてるよ。俺から頼み込んだんだもん」

「ホントはねー、あたしもちゅーしたくてたまらなかったんだよ?」

「そうなの?」

「うん。アルス君に言われるよりずっと前から。アルス君のこと大好きだったから、ずっとちゅーしたかったの」

「でも俺がしたいって言ったらダメだって言ったじゃない」

「だって、しちゃったら歯止めがきかなくなると思ったんだもん」

ちゅーっ。ちゅっ。ちゅっ。

「ぷはぁ。ねえアルス君。あたし以外の人とちゅーをしたことはある?」

「えっ、ないよ」

「そんなこと言って、あたしがいない間に魔法大学でモテモテだったんじゃないの?」

「そんなことないよ。誰がそんなこと言ってたの」

「ジーク君。なんでもー、卒業式で告白タイムがすごかったらしいじゃない」

「あれは、俺がパパの息子で目立ってたからだよ。青ママも赤ママも教える方だし、どうしても目立っちゃうんだよね」

「その中でひとりくらい、いいなって思う女の子はいなかったの?」

「いなかったよ。アイシャ姉しか考えてなかったからね」

ぐびぐび。

「……世界一かっこいいのに、もっとかっこよくなった。これはどうしたらいいんだろう」

「ああ、もうほら、これ以上飲んじゃダメだって」

「アルス君がかっこいいのが悪いんでしょ!」

「ほら、わかったからグラス置いて」

ごとっ。

「むー。……暑い。上脱ぐね」

「アイシャ姉、もう首まで真っ赤になっちゃってるよ」

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