ハーメルン
無職転生 アイシャAfter
アイシャAfter10.酔っ払いアイシャ


「うん」

もじもじ。

「なに、アイシャ姉」

「あのさ……ベッドいきたいな」

「ん」

「今日はね……めちゃくちゃにしてほしいな……」

「え」

「いっぱい注いでほしいし、飲ませてほしい。あたしがアルス君のものだって、身体にわからせて?」

がばっ。

「そんなこと言われると、激しくしちゃうよ」

「うん、いっぱい激しくしてほしい……お願いね?」


---


「アイシャ姉、もう朝だよー。ご飯できてるし、ルロイはもう食べちゃったよー」

「ううう……」

「気持ち悪い? 寝る前に解毒したけど、足りなかった?」

「いや……お酒は残ってないんだけど……ううう」

「どうしたの?」

「昨日、あんなことまで言うつもりはなかったんだよ……初めてのキスとか、初めての時のこととか」

「あー……」

「恥ずかしくて……アルス君の顔が見れないよ……」

「アイシャ姉」

ぐいっ。

「ダメ、顔見ないで……」

「アイシャ姉。俺は昨日のアイシャ姉の言葉を聞いてホントに嬉しかった」

「……」

「キスも初めての時も、俺だけの暴走で、アイシャ姉を傷つけてたんじゃないかって、ずっと思ってたから」

「アルス君……」

「本当は、アイシャ姉も望んでくれていたなんて、嬉しかったよ」

ちゅっ。

「アイシャ姉。愛しているよ……これからも、ずっと一緒にいてください」

「……はい」

「じゃあ、ご飯食べるよね?」

「うん。……アルス君」

「うん」

「あたしも、アルス君を愛してる。……ずっと、ずっと、一緒にいようね」

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