ハーメルン
無職転生 アイシャAfter
アイシャAfter⑧アイシャの幸せな1日

朝。

日が昇るころ、アイシャは目を覚ました。
身体には心地よい倦怠感。

隣には最愛の亭主、アルス。
熟睡している。
昨日もハッスルしたのだ。

「んふふ、おはよう、アルス君」

ちゅっ。

服を着て、顔を洗う。

顔をふいていると、最愛の息子――ルロイも起きてきた。

「おあよう、じゃいます」
「おはよう、ございます」

抱っこしてあげて顔を洗うのを手伝う。
顔をふいてあげる。

それから朝ごはんの支度を始める。

ルロイは賢い子だ。
母が台所仕事をしている時は、邪魔してはいけないとばかりにおとなしく母の様子を眺めている。

パンにスープ。フルーツ。
朝はこの辺りでは定番のメニューだ。

準備ができるころ、アルスも起きてくる。

「おはよう……アイシャ姉」
「おはよう、アルス君」

ちゅっ。

軽く口づけを交わす。

「ぱぱー、おあよう」
「おはよう、ルロイ」

アルスはルロイの額に口づけをする。

んふふー、とご満悦な様子のルロイ。
そんな顔はアイシャによく似ていた。

「「いただきます」」
「いたーきます」

「あ、今日のパンおいしい」

一口目を口に運んだアルスが声を上げる。

「それねぇ、大通りのパン屋さんの新作だって」

「へぇ。中に豆が入っているのがいいね」

「うん」


‐‐‐


「今日はアルス君お休みだよね?」

「うん。パパの家に行ってルロイの稽古をする」

「そっか。じゃああたしは買い物してからお兄ちゃんの家に行くね」

食事を終えた後、アイシャはアルスと洗い物だ。
幼いころからやたらとアルスはアイシャの手伝いをしたがったので一通りの家事ができる。

ルロイはおもちゃで遊んでいる。

洗い物が終わった。

「じゃ、先に行ってるね」

「うん」

「まま、行ってきます」

「行ってらっしゃい。稽古頑張ってね」

ちゅっ。

ルロイの額に口づけをする。

「アイシャ姉、こっちは?」

「んふふ」

ちゅっ。

催促されて、アルスの唇にも口づけをする。


‐‐‐


近所の商店街。

「おじさーん、今日のおすすめなんかある?」

「お、アイシャちゃん。今日は芋が安いよ!」

「じゃあ一袋ちょうだい。あとネギとそっちの干しフルーツ」

「あいよ!」

アイシャはすっかり商店街の顔なじみだ。

「アイシャちゃーん、こっちのお肉も見てっておくれ!」

「おばさん、何かいいのあるの?」

「昨日とれたての猪があるよ! 大物だったから安くたくさん売らないとすぐ悪くなっちゃうんだよ」

「そっかー。じゃあ1キロちょうだい」

「まいどあり!」

「アイシャちゃん、アイシャちゃん! 魚はどうだい」


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