ハーメルン
悪徳の都に浸かる
009 第一の分岐点


「ねえ姉様。あのおじさん強かったね」
「そうね。まさかBARを壊されるとは思わなかったわ。予備があって良かった」
「あれだけの早撃ち。どうやったら出来るようになるのかな」
「あら、気になるの兄様」
「少しだけ」

 くすくすと二人は嗤う。
 真っ赤に染まった遺体の太腿に二人して寄りかかり、まるで恋人のように近い距離で会話は続く。

「イワンをもう一人殺せなかったのは残念だけど、あのおじさんを殺せば問題ないね」
「そうね兄様。あのおじさんは私たちの命何個分になってくれるかしら」
「そういえば姉様、あいつら( ・・・・)はどうしようか」
「そうね。手始めにあいつらからにしましょうか」

 少年の問いかけに、少女は微笑む。




「ボルシチとスシはメインディッシュ。はじめはマカロニから」









 
 

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